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「レべル4の自動運転ンタクシーラスベガスで走る」

 今回は「レべル4の自動運転ンタクシーラスベガスで走る」を書こうと思います。

 上記レべル4の自動運転ンタクシーが現れたのは、米ラスベガスで今年行われた今年のテクノロジーの祭典のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)での事です。

 この自動運転のタクシーの開発を手掛けたのは、自動車部品メーカーの英アプティブ(旧・米デルファイ)とタクシー配車サービス会社の米リフトです。ご存知の様にリフトはライドシェアの先駆者のウーバー・テクノロジーズと双璧をなす米国で人気のサービスです。

 アプティブは、2017年に自動運転技術のソフトフェアを開発するベンチャー企業ニュートノミー社を約500億円で買収し、自動運転技術の商品化に向けてきました。その両者がタッグを組んだ形になります。

 これまでは複数の企業が、限られたスペースで自動運転の実験を行ってきましたが、複雑な交通状況下での中でのケースはまだ少ない様です。

 実証実験の内容は、出発地はCES会場の駐車場から、目的地はストリップ地区に密集する約20カ所のホテルから選ぶ事になります。リフトの役割は、この自動運転タクシーの配車に通常のリフトの配車アプリを使う事です。

 配車までの手順は、通常のタクシー配車と同じ手順で、目的地を決めてしばらくすると、迎えに来るタクシーが決まり、アプリ上にはタクシーの位置情報を示す車の絵が現れ、その迎車までの時間と目的地に到着する時間も表示される様です。違う事と言えば、事前に同意書へのサインが求められたことだそうです。

 今回アプティブが自動運転技術を搭載したのは、独BMWのセダン5シリーズになり。車体には、①車の目として360度をカバーする21個のセンサー、②カメラとライダー(レーザーによる位置測定システム)のセット、③そして2種類のレーダーなどが搭載されている使用だった様です。

 駐車場から出るまではドライバーがハンドルを握りますが、公道に出るとここからが自動運転モードになります。自動運転タクシーは車間距離をしっかり取りながら、少しずつ進み、車線の間の並木に隠れた人間もレーザーがすべて把握し、目的地までの10分程度のドライブは総じて安全運転そのものだった様です。

 アメリカでは特定の場所に限り、緊急時の対応も含めてすべての操作を車が行うアプティブの自動運転技術は「レベル4」に定義され、現在はレベル4に達した市販車は有りませんが、同社はこれを2019年までに量産したい考えの様です。

 しかし問題があります。技術的に実用化できたとしても、実際に販売される車に搭載できるかどうかは国や地域によって異なるので、国や地域の法整備の進展次第という事が一番大きな問題では無いでしょうか。

 日本ではほぼ未整備といっても過言でないと思います。現在実用化されているのは、ハンドリングや加減速を補助する「レベル2」までです。

 テクノロジーの発達は止まりません。社会と人間はどう対応するのでしょうか。安全に対して「慎重な議論」は不可欠ですが、もう既にいつまでも先延ばしにしていられない段階に来ていると思います。

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