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「日交の迎車料金」を推理

 今回は「日交の迎車料金」を書こうと思います。

 日本交通は、自社タクシー車両1,490台に加えタクシー会社35社との業務提携により約4,500台で運行しているそうです。

 日交グループが参加予定の変動迎車料金の実証実験が行われる様なので、気になったので日交の迎車料金額を計算してみました。

 データは今年の3月の無線配車の数字です。トータル回数は58万3,703回になり、前年同月より48.1%伸びていて、全体(14グループ)でも35%の様です。1台当たりの月の配車回数は129回で、1日1台当たり4.3回の無線配車が有った様です。

 気になる迎車料金売り上げは、310円×583,702回/月=1億8094万7930円/月になりました。1台当たりは、1億8094万7930円÷4,500台≒403,210円/台になり、1台当たり約40万円/月の迎車料金です。

 1日に換算すると403,210円÷30日≒1,340円/日になります。運転手の取り分を60%として計算すると、1,340円×60%≒804円になります。月に直すと13出番で約1万円/月になります。

 日交本体だけで見ると、1台の配車回数129回/月×日交本社台数1,490台×310円≒6千万円になり、迎車料金収入計は6,000万円/月になります。

 この6,000万円という数字は、1日200万円の売上です。横浜の営収平均を1台38,000円/日と仮定すると、200万円÷38,000円≒52台になります。

 閑散期、繁忙期、がある事を無視して52台、稼働率を85%とすると約60台の車両が有る会社の月間の営収という事になります。

 言い換えれば、迎車料金だけで横浜の中堅のタクシー会社の月の総営収位です。この数字を見ると、王子も「変動迎車料金」=「需要の平準化」に期待するのは分からないでもありません。

 迎車料金の一律値下げなんて事は、王子の頭の片隅に1ミリも無いのでしょう。利用者は一律値下げの方がいいんですがネ。

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