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王子の危機感

 今回は「王子の危機感」を書こうと思います。

 王子は5月8日に行われたハイ・タク協会の理事会で、「規制改革推進会議」、経産省の「規制のサンドボックス制度」、新経連が提出した「ライドシェア新法(案)」を取り上げ、「足並みをそろえ、かなりの勢いで迫っている。タクシーの存在意義が問われている」と警戒を強めている様です。

 「今更ですか?」って感じです。

 王子は4月24日に「白ナンバー輸送制度」創設をめぐり、改革会議からヒアリングを受け、「タクシーが頑張っているのは分かるけど、タクシー以外の選択肢も必要」と言われたそうです。

 それに関し「ガクッと来た。何をやっても駄目なのか」という感じだった様で話は平行線だった様です。

 そうです、「もう何をやっても駄目です」。もう日本のタクシーのサービスが世界1だとか、日本のホスピタリティーとかいう問題ではなくなっています。換言すれば「時代は流れ、世界の流れ」だと感じます。

 王子は規制のサンドボックスに対して「まさに花盛。法律が出来る事は間違えない、今後どうしていくか考えなければらない」と訴えています。もうライドシェアもいたし方ないとも聞こえます。

 「ライドシェア新法」に対しては「中身は従来の主張と変わらず、何ら新しい事は無い」としています。その上で「少しでも歯止めをかけるために、タクシーここにあり、というアクションをおこしてほしい。トヨタのジャパンタクシー、忘れ物の撲滅、交通底の削減でも何でもいい。現行のタクシーサービスを磨く事が根本的な対策になる」と言っています。「っは?」です。

 「何を今更」感です。

 別の会合で、「新しい価値を生み出す時代」とも言っています。「タクシーが走れば走るほど運賃をもらう以外に新しい価値を生み出したり、社会貢献出来たりする時代に突入している」とも言っています。運賃をもらう事と新しい価値を生み出す事とどの様な関連があるのか分かりません。運賃をもらう事は我々運転手の仕事ですが、新しい価値を生み出すのは違います。全タクレ会長の王子の仕事です。

 一例として、「道のひび割れなど、公共インフラの整備にはコストが発生している。検知専用車はあるが、たくさん走っているタクシーの方が正確かもしれない。ドライブレコーダーは犯罪の抑止に貢献している。われわれの交通情報は様々な形で利用されている」と挙げました。

 又、知り合いの政治家が「日本が車で負けたらヤバい」と話し、王子は「車関係は世界先端を生き続けるはずだ」と期待している様です。が。車関係にタクシーは入っていないと思います。

 いずれにしても、王子は時代の潮流に乗り遅れている様な気がします。物でもサービスでもシェアする事は世界的に見てもは大きな流れで、タクシーも同じです

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