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大阪mobiの運行コスト・・・・4万円

  今回は「大阪mobiの運行コスト」を書こうと思います。


 前に書いた記憶が有りますが、mobiは令和4年4月1日から令和5年3月31日まで、大阪市 も北区エリアと福島区エリアで、道路運送法21条の認可のもとでの運行を開始したそうです。


  何回か書いていますが、道路運送法21条は一般乗用旅客自動車運送事業者のタクシーが、「乗合旅客の運送」が出来る場合の規定を記載した物です。


  今回のmobi の場合は2項の、「一般乗合旅客自動車運送事業者によることが困難な場合において、一時的な需要のために国土交通大臣の許可を受けて地域及び期間を限定して行うとき。」の条文を援用している様です。


  下の画像がその地域で、右が北区エリア、右が福島区エリアになっています。


大阪mobi.png


  地域公共交通会議で需給のアンバランス解消のため当初4両から15両に増車する計画が承認された様で、mobiを運営するCommunity Mobility株式会社が大タ協を介して加盟会社から社会実験に応じる会社を募ったところ、珊瑚交通280台、ユタカ中央交通128両、さくらタクシー福島の100両の3社に決まったそうで、因みに、さくらタクシー福島は日本交通・関西のグループ会社の様です。


  という事は、需給のアンバランス解消→4両→⒖料=需要>供給、という事になるので、そこそこ需要が有った様です。


   なので、開始当初参加していた前記した3社は手を挙げたのでは?と感じます。


   で、この3社に決まりましたが、珊瑚交通が1両増車したものの乗務員が退職してしまって1両に戻り、ユタカ中央交通も同様に乗務員の退職で0両となっているそうです。(笑)


   「車については協会側で管理するように努める」とか、「安い値段では対応できない」、「働く側として15両の増車があっても実際は繁忙時間帯のみだと思う。乗務員は繁忙時間帯だけ働いて、あとは空いてしまう」などの意見が多数出たそうです。


  事業者の一人は「1両の運行コスト4万円は安すぎる。これでは隔日勤務の方が収入が多くなるので、なり手がない」と増車には応じましたが、コスト面に交渉の余地を残しているとしました。


  うろ覚えですが、東京のmobiは時間制性でCommunity Mobility株式会社側がタクシーを借り上げていた様な気がするんですが?


  大阪の大型車の借り上げ料金は、30分単位で料金が設定されている様で、30分間までごとに3,150円なので、1時間6,300円になります。


  mobiの運行は、7002200までなので15時間運行になるので、その時間借り上げると94,500円になります。


  Community Mobility株式会社側は、「務員の考え方についても運行会社と協議しながら、各社の経営者と乗務員で結んだ労働ルールがあるのでそれに従い、われわれの方から過度に無理なことをお願いすることはない」としていましたが、前記した様に会社側は「「1両の運行コスト4万円は安すぎる。これでは隔日勤務の方が収入が多くなるので、なり手がいない」と考えています。


  仮に、増車前の料金が東京と同じように「時間制料金」で借り上げていたら、4万円は増車前の半分以下になってしまいます。(笑)


  15時間で4万円だとすると、時間当たり約2,600円になります。


  なので、9万円はぼったくり、4万円はケチ過ぎ・・・・・WWWW



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