プレミアム付きタクシー券
今回は「プレミアム付きタクシー券」を書こうと思います。
タクシー券と言えば、タクシー乗務員は身障者向けの福祉タクシー券の500円を先ず思い浮かべると思います。
抑々、福祉タクシーの利用券は在宅で重度の障害を持つ人で、一定の基準を満たす方に各地方自治体から交付される物になり、おもな交付条件は、①:身体障害者手帳(1級・2級)を持っている人、②:療育手帳(愛の手帳)がA1(1度)・A2(2度)の人になります。
福祉タクシー利用券(補助券)は地方自治体によってその内容は異なり、福祉タクシー券のほかにバスや電車などの利用が無料または割引となる「福祉乗車証」、自家用車のガソリン代を助成する「福祉自動車燃料助成券(燃料券)」から1つのサービスを選択する様です。
又、自治体によっては福祉タクシー券(補助券)の助成制度がないところもあり、例えば東京都葛飾区は「心身障碍者福祉手当」としてタクシー利用の助成相当分の手当てを現金で支給しています。
又、沖縄県では沖縄県社会福祉協議会の主導で在宅福祉助成事業で在宅福祉移送サービスを推進しているので、福祉タクシー券の助成制度が無い様です。
そんなタクシー券ですが、福祉タクシー利用券では無く、新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げの減少が続くタクシー業界を支えようと、岡山市は8月1日からプレミアム付きタクシー券の販売を始めるそうです。
そのプレミアム度は、1冊2500円で販売し、4000円分を利用できるそうです。販売冊数は5万冊を発行し、売り切れ次第終了するそうで、有効期限は2023年1月末までになり、福祉限定車両を除く市内の全タクシーで利用可能で、一度に何枚でも使用できるそうです。
岡山市にはこのプレミアムタクシー券について前科も有り(笑)、昨年も同じ時期に同様のタクシー券を販売して、1冊3000円で4000円分を利用できるものを4万冊発行しましたが、売れたのは1万1982冊にとどまったそうです・・・・約3割の販売率で、企画倒れもいいとこで(笑)
伸び悩みの最大の原因は窓口の少なさが有った様で、当初の販売窓口は岡山県タクシー協会のみで、事前にファクスかインターネットから申し込む必要があったそうで、面倒臭さ満点です。
この反省に立ち、今年は市内のコンビニエンスストア「ローソン」のうち、オンライン端末「Loppi(ロッピー)」を設置している90店舗などを販売窓口として追加。さらに1冊500円値下げしてプレミアム率を昨年の25%から38%にアップさせたそうです。
・・・・・2022年2月時点の岡山県のローソンの店舗数は235店だそうで、岡山市に限って言えばもう少し少ないと思います。
・・・・ローソン限定販売ですか?
因みに、Loppiとは、ローソンの店頭に設置してあるマルチメディア端末で、商品の購入やチケットの予約、totoの購入や検定試験のお申込みまで、様々なサービスが利用できる様です。
取敢えず、ローソンのATMとロッピーは別の機種になる様です。・・・・面倒臭せ~WA