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大阪メトロvsウィラー

今回は「大阪メトロvsウィラー」を書こうと思います。


  2022年の6月に渋谷で行われていたmobiの実証実験が終了しました。


  ですが、mobiの実証実験は渋谷だけでなく、西の大阪でも202241日に、大阪市北区・福島区エリアで、2社による「AIオンデマンド交通」の実証実験が開始された様です。


  その2社とは・・・・・「大阪メトロのオンデマンドバス」、もうひとつがウィラーの「mobi」です。


 大阪メトロ.png


 東の方には馴染みが無い大阪メトロですが、大阪メトロは正式には「大阪市高速電気軌道株式会社」と言うそうで、大阪府大阪市内およびその周辺地域で地下鉄および中量軌道=新交通システムを運営する軌道・鉄道事業者で、大阪市交通局の民営化により2017年に発足したそうで、その愛称が「オオサカ メトロ」になります。


  メトロの名が示す様に、地方公営企業である大阪市交通局を、大阪市の行政改革の一環として民営化する、同局が運営する地下鉄事業=大阪市営地下鉄を承継する法人になります。


  要は、横浜で言う、市営地下鉄の民営バージョンの様な存在の様で、大阪市が100%の株式を持っている様です。


  この大阪メトロとmobi2社が、大阪市北区・福島区エリアで「AIオンデマンド交通」の実証実験を開始した様です。


  言うまでも無く、デマンドバスは、エリア内に細かく設けられた乗降場所をスマートフォンからの予約などで指定し、目的地へ移動できます。車両はワンボックスカーで、その移動ルートは予約に応じてAI技術によって弾き出され、他の乗客と相乗りで各自の目的地へ向かうので、換言すれば、路線バスとタクシーの中間のようなものです。


  大阪メトロのデマンドバスは、これまで生野区などで運行実績がありますが、対するウィラーのmobiは、東京都渋谷区は終了しましたが現在は、名古屋市千種区、京都府京丹後市などで展開中の様です。


  サービス開始直後に各戸へ配布されたチラシには、大阪メトロとmobiが表・裏で掲載されており、同様のサービスを同時にスタートする両者への配慮を伺わせた様です。


 オンデマンド.png


 大阪メトロのデマンドバスとmobiも、運行は地域のタクシー会社に委託されていて、大阪メトロ提携しているタクシー会社は、生野区に本社を置く「南タクシー株式会社」で、認可車両数は46台だそうです。


 南タクシー.png


 利用料金は1乗車300円、1か月間使い放題の定期利用は5000円と、両者でほぼ同じですが、mobi4月末までの定期利用申し込みで初月半額、家族一人追加を500円で提供し、回数券プラン(51400円など)も設定するそうです。


  乗降地点は一部区域を除き、それぞれの区内で200300mおきに設けられていますが、「既存の交通機関との競合がない」という道路運送法の条項へ配慮したかどうか分かりませんが、乗降地点はバスやタクシーとの競合が激しいエリアには、ほぼ設定されていない様です。その他の地域は、それぞれの区内で200300mおきに設けられている様です。


  20224月現在、両社のサービスとも運用に就くのが25台と少なく、予約が取りづらくなっている様です。


  大阪では、大阪メトロvsウィラー「デマンドバス」のガチ対決の様相江を提示している様ですが・・・・・勝負の行方は?


 


 



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