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集団免疫獲得60%で良いのか?という根拠

今回は「集団免疫60%という数字の根拠」を書こうと思います。

 テレビなどで「集団免疫」を獲得するために、どの位の人が免疫を持てば良いのかという事が話されている様な事を耳にしました。

 有体に言ってしまうと、集団免疫とは、ある感染症に対する社会全体の抵抗力の事を言うそうです。なので、感染症は人から人に感染するため、集団免疫が低いと感染症は、ひとからひとに感染し、社会全体でより多くのひとが感染してしまいます。逆に集団免疫が高いと、感染の広がりが小さくなり、社会全体を防衛することになります。

 この集団免疫の分かり易れが「風疹(三日ばしか)」になります。本来であれば、妊婦自身がワクチンで風疹を予防できればよいのですが、残念な事に妊娠中は生ワクチンである風疹ワクチンを接種することができません。

 そうすると仮に、感染症のと実行再生産数が1を超えると感染は指数関数的に広がります。しかし、家族や職場、さらには街全体のひとりひとりが風疹ワクチンを打つ事で妊婦への感染を防ぐ事が出来き、要は、結果的に集団免疫を高めることで妊婦感染することを予防することができます。この考え方を、繭=cocoonのように守るという意味で、コクーニング(cocooning)と呼びます。感染症に弱い人たち、もしくは、なんらかの事情でワクチンを打てない人たちを、周囲のひとたちが守る、というイメージで集団免疫に基本になる考えの様です。

 では、集団免疫はどのようにすれば、高めることができるのでしょうか?。そのためには、ひとりひとりが抗体を持つことが重要なようです。「抗体」とは、ある感染症と戦うための免疫の記憶のことで抗体を得るには、「病気に罹患」するか、「ワクチンを接種」することで獲得することができます。感染症の中には、病気になることで命を失ったり、大きな後遺症が残ったりするものがあるので、ワクチン接種には賛否両論ある様ですが、一般的にはワクチンで抗体を得る方が安全な様です。ワクチンを接種すると、体の中に免疫の記憶(抗体)が残るので、いざ本物の病原体が体に入ったときに、体はその記憶をもとに戦います。これによって、病気が軽くすんだり、病気自体にかからずにすみます。

 ワクチンによる集団免疫獲得の例としては麻疹(はしか)があります。古い話すが、1492年にコロンブスが新大陸に到達後、16世紀にスペイン人らがカリブ海、メキシコ、中米に移住したときに麻疹ウイルスを各国に持ち込み、それまで誰も麻疹にかかったことのなかった先住民で広がり、たくさんの人を死亡させ、人口を激減させたと言われています。しかし1963年に麻疹のワクチンが開発され、現在では、世界中のほとんどの国々の子どもは、ワクチンを公費で接種することができるようになりました。その為、ワクチンを接種して抗体を持った人の割合が増えると、その集団では麻疹の流行が起こりにくくなります。つまり、ある病気が流行したとしても、ワクチンを打って抗体を持つ人が多ければ多いほど、感染がより広がりにくくなり、社会を防衛することにつながります。発され現在、世界中のほとんどの国々の子どもは、ワクチンを公費(国の負担により無料で)で接種することができるようになりました。ワクチンを接種して抗体を持った人の割合が増えると、その集団では麻疹の流行が起こりにくくなります。つまり、ある病気が流行したとしても、ワクチンを打って抗体を持つ人が多ければ多いほど、感染がより広がりにくくなり、社会を防衛することにつながります。

例えば、誰も抗体をもっていないある集団に、感染力のある人が人いるとあっという間に感染が広がり、抗体を持っている人が何人かいると、感染症は抗体を持っていない人たちを介して広がりますが、さらに、抗体をもっている人が大多数を占めるようになると感染は広がらず、抗体をもっていない少数派の人たちも感染しません。

 この抗体を持った黄色い人になるために有効なワクチンです。たとえば1歳未満の子どもや妊婦は、水痘(水ぼうそう)、麻疹(はしか)、風疹(三日ばしか)などの生ワクチンを打つことができません。そのような人たちを守るためには、同居する家族や、同じコミュニティの人たちがワクチンを打つことで、彼らに感染するのを防ぐことができます。冒頭で書いたコクーニングです。

 では、ある集団で、感染症が広がらないためには、どれくらいの割合の人が抗体を持てばよいのでしょうか?。これを示しているのが集団免疫閾値(いきち)です。たとえば上に述べた麻疹(はしか)の場合は、おおむね95%以上の人が抗体を持っている必要があります。これは感染症にかかった一人が何人に感染させるかの平均人数を示した基本再生産数(R0、アールノート)をもとに 集団免疫閾値=1-1/R0(%)の式で、算出することができます。

 要は、新型感染症 の場合、集団人口 のどのくらいの割合が抗体を有すればよいのかは、基本再生産数(R0)により決定されます。R0は、一人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを表す数字です。この数字が大きければ大きいほど、いわゆる「感染力が強い」状態で、より多くの人が抗体を有 していないと感染が拡大し続けることになります。この抗体を有する人の割合を集団免疫レベル(HIL、あるいは集団免疫閾値 HIT)といいます。

 なので集団免疫獲得割合=1-1/ROの式で表されます。たとえば麻疹の基本再生産数は12-18=1人から約12-18人の人に感染するので、1-1/18=0.94となり、94%です。一方、おたふくかぜの基本再生産数は4-7なので、1-1/4=0.75(75%)となります。つまり、感染力が強い感染症の感染拡大を予防しようと思うと、たくさんの人が抗体を持っている必要がある様です。

 新型コロナウイルスのアウトブレイクが発生した当初、中国における新型コロナウイルスの感染力に関する初期の研究で示されたR0値は、2〜5.7だった様なので、これを元に計算してみると、集団免疫獲得割合=1-1/2=50%~82%となります。なので、概ね60%程度(50%~82%)の人が罹患するかワクチンを接種すれば集団免疫が獲得でき、感染者数は減少する事になります。ここまで考えて来るとワクチンは、自分が感染しない為に打つ事も重要ですが、集団検疫を形成し感染弱者に感染を拡散させない事も重要な様です。

 とは言っても、60%の人が免疫を獲得しても、一気に感染収束には向かわない様な気がします。要は、集団免疫獲得で感染が収束に向かうには、実行再生産数に依存する事が分かった様な気がします。


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年1回のバイト、&一時支援金と月次支援金

 今回は「年1回のバイト、&一時支援金と月次支援金」を書こうと思います。

 自分は古い友人が小さな街場の不動産屋をしているので、決算の時決算書の作成を年1回手伝っています。で、彼は持続化給付金の200万円は自分で行ったそうですが、一時支援金と月次支援金は手伝ってと言われて手伝いました。草

 一時支援金は事前審査が有ったので、自分の知り合いの税理士を紹介して事前確認は無事済みました。聞くところによれば、事前審査は無料、有料の所がある様ですが自分が頼んだと所は無料で引き受けてくれました。

 申請方法は非常に簡単で訂正も入らずスムーズに運びました。次の月次支援金は一寸厄介でした。事前の発表の時には月次支援金は手間も省けより簡易に申請出来るとの事でした。簡単に言うと、一時支援金を受領された者は事前確認が免除され提出書類も簡素化された様でした。

 しかし、余計に提出する書類も増えました。それは「取引業者2社」を記載しないと次の申請画面に進めない事です。彼に会社は主に個人客を相手にしていたので、継続取引する法人業者はいません。という事は結果的に申請画面に進みません。

 自分が考えた方法は、東京電力、東京ガスを継続取引業者として記入して申請画面に進む事です。この方法での可否は分かりませんが、否の場合は事務局から訂正が有るはずです。結果未だは分かりません。草。何故この様に考えたかは、「継続的に取引している法人」としか記載されていなので、「事業において継続的に」とは書かれていないからです。

 もう一つ厄介なのは、申請方法には「簡単申請」と「普通申請」の2つがあります。殆どの方は「簡単申請」を選ぶと思います。2021年4月~6月迄の売上と2019年、2020年の同月と比べる必要が有ります。「簡単申請」を選ぶと自動的に2020年としか比べらくなり、2019年とは比べられません。

 なので、2020年は50%以上有り、2019年は50%以下では2019年と比べらなければ月次支援金は受けられなくなります。しかし、「2019年又は2020年の同月と比べ売り上げが50%以上減少している事」の2019年を選べなくなってしまいます。要は、「簡単申請」を選ぶと自動的に2020年を選ばれてしまいす。

 なので、2019年を選ぶことが出来る方法は、「普通申請」を選ぶ事で可能になり2019年は選択できます。記載内容等は「簡単申請」と変わりません。

 一応バイト代は要らないヨと言いましたが、・・・・草

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