SSブログ

ライドシェア対策11項目のその後

 今回「ライドシェア対策11項目のその後」を書こうと思います。

 最初に自分の考えを書くと11項目は現在の処「空念仏」の様な気がします。

 全タク連ライドシェア問題対策特別委員会では、ライドシェア対策の深度 化する項目として「タクシーサービスの更なる高度化策の検討」を掲げ、平 成28年6月から集中的な議論を行い、「今後新たに取り組む事項について (案)」をとりまとめました。

 約3年前の事で前にも書きましたがその内容は以下の様になっています。
① 初乗り距離短縮運賃
② 相乗り運賃
③ 事前確定運賃
④ ダイナミックプライシング
⑤ 定額運
⑥ 相互レイティング
⑦ ユニバーサルデザインタクシー
⑧ タクシー全面広告
⑨ 第二種免許の緩和
⑩ プライベイト・リムジン
⑪ 乗合タクシー
になっていました。

 この中で実際行われたものは、①の初乗距離短縮、⑦ユニバーサルタクシー、⑧タクシー全面広告、⑪乗り合いタクシー位の物です。ユニババーサルタクシーは以前から日産のバネットが有りましたから、実際はトヨタのジャパンタクシー項目で61憶円もの予算が組まれました。乗り合いタクシーは殆ど交通空白地帯で運行されています。

 理解できないのは相互レイティングです。相互レイティグとは利用者がドライバーを評価し、又ドライバーも乗客を評価するという事です。流しのタクシーで利用者はどの様にして優良ドライバーが選択でき、逆に「乗務員は不審な客を排除することが可能」なのでしょうか。

 抑々この11項目にはライドシェアに関係がない物ばかりです。しいて上げるのなら本来のライドシェアの目的の「相乗り運賃」と「乗り合いタクシー」位だと感じます。そう考えると前記した相互レイティングも、ライドシェアで可能なのは予約制だからです。利用者は予約の時点で評判の良いドライバーを選択でき、ドライバーも評判の悪い利用者は拒否できる。これを考えるとサービス品質の向上に役立っているとも言えます。

 あとは終了した物も含め全て3年も経つのに現在は実実験段階又は実験終了で実際行われた前記したものだけの様な気がします。

 全タク連ライドシェア問題対策特別委員会の言う「相乗り運賃なども含めてタクシーのほうが安い」や「UD車両で乗り降りが楽」などはライドシェアと市場で戦うための対策血しか思えません。

 そもそも全タク連ライドシェア問題対策特別委員会がライドシェア対策のとするから「空念仏」に聞こえるので、単に「タクシーサービスの更なる高度化策」とだけすればよかったと思います。それにしても3年とは時間が掛かり過ぎの様なきがしますが?・・・

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職