SSブログ

回数と営収のパラドックス

 今回は「回数と営収のパラドックス」を書こうと思います。

 自分を含め多くの乗務員は「なるべく多くの営収」を得る事を目的に日々乗務していると思います。中には営収は二の次という乗務員もいるとは思いますが、大多数は前記の様になるべく多く給料を得る事を目的に乗務していると思います。

 その第一歩としてより多くの営収を上げる為になるべく多くの客を乗せようとします。単純に10人より20人、20人より30人乗せた方が営収は上がる事は事実です。乗車単価が一定で有れば、営収と回数は相関関係になり、営収=回数となります。

 しかし、タクシーでは乗車単価が一定ではないので営収と回数に相関関係は認められません。ロングを引く為には「下手な鉄砲も数うちゃ当たる」の様に10回乗せるより20回、20回より30回乗せた方がロングを引く確率は上がります。

 しかしロングを引く事は保証されていません。前回の自分の様に45回で48,000円という事はよくある事です。 

 前回の木曜日の出番の時の事です。乗車回数31回、総走行距離395㎞、実車距離194㎞、実車率≒49%、営収70,400円でした。なぜこんな結果になったかと言えば、モブで4,330円と5,320円の配車が有った事を合わせ客単価が良かった事、決め手は横浜駅西口の高島屋の前から埼玉県の草加まで帰る女性客を割増時間帯で引いて、料金が約20,000円有った事に尽きます。

 当然、走ったり付けたりして、ロングを狙うまでとは言いませんが、「ロングが来たらいいな~」位の気持ちは持っています。流す時はそれこそ「拾ってナンボ」でロングの期待を込め、なるべく多くの客を拾う様に心掛けます。その結果、期待を外れる事の方が多い事は言う迄も有りません。

 自分の言うパラドックスとは、「回数を拾えれば営収はそれに伴い増えて行く」と言う様に、「論理的には矛盾していないが直感的には受け入れがたい事」です。又、ラフに言えば「「理論と現実のギャップ」・・・だと感じます。

 結局、草加なんかに行ったから・・・最後は距離オーバーでした。草

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職