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2万円で使える『移動会議室』

 今回は「2万円で使える『移動会議室』」を書こうと思います。


  先ず、ハイヤー料金は、車種ごとに乗車時間・距離による認可料金が定められていて、その料金は、車種ごとの単価(認可料金)×乗車時間又は乗車距離=ハイヤー料金、で計算されます。基本料金は車種ごとに決められていて、最近人気のアルファード6人乗車のワゴンタイプでの基本料金は、キロ換算で15㎞で8,050円、追加料金は30分=15㎞で3,660円になります。ハイヤ=時間制ですがそこのところは?で(笑)


  1時間利用すると、15km8,050円になり、2時間利用すると15,370円になります。という事は、ハイヤーの時速は15㎞となるので、若干タクシーの平均速度より低い事になる様です。因みに、クラウンクラスだと6,710/h、ベンツクラスだとワゴンタイプと同じ8,050/hになっています。


  又、東京23区内発着の空港送迎料金も有り、3時間=45㎞で、クラウンクラスは18,910円、ベンツクラスでは22,690円となっています。この料金はタクシーの空港定額の様な物ではなく、単に前記した、車種ごとの単価(認可料金乗車時間又は乗車距離=ハイヤー料金で計算された金額です。


  で、少し古い話になりますが、今年の2月に日産自動車、大日本印刷など5社が、クルマで移動中にWeb会議ができる「移動会議室」の実証実験の第2弾を始めたそうです。要は、有償のハイヤーサービスで、事業化に向け、車内空間の仕様などを検証するそうです。料金は2万円からで930日まで行うそうです。


  乗車1回当たりの料金は2万円になり、乗車時間が2時間以上か移動距離が30キロを超えると、追加料金が発生するそうです。ハイヤーの2時間の認可料金はアルファードで15,370円なので、2万円との差額の4,630円は社内の移動会議室使用料の様です。その会議室の写真が下の画像になります。


 会議室1.png


会議室2.png 


前回の実証実験では、2021628日~924日までに100人超が移動会議室を利用し、半数以上が、ハイヤーの利用料金に加え、移動会議室の利用料を支払ってもよいと回答したそうでが、今回の実証実験では、利用件数や料金水準の面からニーズを確認し、有償ハイヤーサービスとして事業化に向けた検証を行うそうですが、1回目ではニーズが確認できなったかの様で(笑)又、ビジネス利用の少ない土日の稼働率を上げるため、不動産会社やハウスメーカーなどの候補物件の視察同行や、婚礼時の新郎新婦の移動といった活用も想定。ビジネス会議以外のサービスの広がり、収益最大化も検証するそうですが・・・・・不動産の物件案内にハイヤー(笑)


  参加する企業は、日産、大日本印刷の他、ゼンリン、ソフトバンク、クワハラが協力するそうで、横浜の乗務員の方なら、クワハラ=JUNと速攻分かります。草


  そういえば、日交の川鍋氏は、はるか昔に、動くオフィス、会議室というコンセプトで新しいハイヤー・タクシービジネスの構築を目指した「日交マイクル」という会社を立ち上げましたが、日交マイクルは四年間継続し、最終的には日本交通本体に吸収されて消滅しました。スタート当初から毎月1千万円単位の赤字が発生していて、累積では数億円の赤字にふくらんでいたと見られます。


  川鍋氏の黒歴史ですが、氏はどんな目でこの実証実験を見ているのでしょう?(@_@)



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