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2種免許、19歳で取得可能に

 今回は「2種免許、19歳で取得可能に」を書こうと思います。

 以前から、少子化や乗務員の高齢化が進んでいるので、「2種免許の取得条件の規制緩和」が問題になっていました。現行の受験資格は「21歳以上」という年齢要件があります。加えて、一種免許を取得してから「3年間」の運転経験が必須です。

 要は免許取得最低年齢の18歳で免許を取得すれば21歳で2種免許の受験資格が有る事になります。この条件を満たすと受験資格を得るので、次に「筆記試験」と「技能試験」それぞれに合格する必要があります。

 この二種免許の難易度は比較的高く、全体の合格率を見ても40%台の様で、一種免許の合格率は70%台と比べると比較的高くなっている様です。

 タクシーの場合は、大都市圏では慢性的に運転手が不足している状況の様で、タクシー事業者が保有する車両に対して、ドライバーが足りない、車両が稼働していないケースも出ているそうです。要は、稼働率が低い事になります。そこで運転手を増やしたいというのが事業者側の言い分です。たとえば高校を卒業したばかりの18歳を企業が採用しても、21歳までは二種免許を取れず、タクシーやバスの業務に付く事は出来ません。

 結果、タクシー会社やバス会社に若い労働力が集まりにくくなっているので、今回の規制緩和は、若返りを図るという意味合いがある様です。

 この規制緩和は、初めは、内閣府の「規制改革推進会議」からの提案でスタートしました。
それまでにタクシーやバスなどの業界から声が挙がっていたと推測出来ますが、警察庁に二種免許の規制緩和が提案されました。

 こうした意見を踏まえ、警視庁は路線バスやタクシーなどの旅客運送が可能になる「第2種運転免許」の普通、中型など全5種類について、警察庁は昨年の12月19日、「新たな教習カリキュラムの受講」などを条件に、受験資格の要件をこれまでの「21歳以上かつ普通免許等保有3年以上」から「19歳以上かつ普通免許等保有1年以上」に引き下げる方針を固めた様です。

 今年の通常国会に道交法の改正案を提出する予定の様で、警察庁によると、警視庁の研究委員会が新たに教習カリキュラムを作成。本人が運転する様子を録画し、指導員と議論する項目を複数回取り入れたのが特徴だそうです。

 私見ですが、人材確保の為2種免許の取得条件を緩和しても、詰まるところ「タクシー乗務員の賃金形態が低賃金構造の為、生活できない」事を解消しないと・・・

 現在は稼働率が低いので、乗務員は如何にか営収を確保できている状態です。稼働率が上がれば、街に車が多くなるので・・・

 現在は、稼働台数≒必要台数の状態で、乗務員が如何にか生活出来る水準の様な気がします。週末の金曜日や土曜日は必要台数>稼働台数なので、乗務員にとってはかき入れ時デス。

 今以上稼働率が増えると・・・事業者にとっては良い事かもしれませんが・・・何だかナ~の気分です。草

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