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赤い帽子の女を乗せました

 今回は「赤い帽子の女を乗せました」を書こうと思います。

 超ローカルな話で恐縮ですが、横浜の中心部の中区のそれも伊勢佐木町付近限定の話になります。

 横浜の中区で仕事をしている運転手の方なら「赤い帽子の女」というだけで、「あ~、いる、いる」と思っている運転手の方もいると思います。自分がこの仕事を始めて何時になく気づく様になりました。

 朝、昼、夜と時間に関係なく、伊勢佐木町、日ノ出町、若葉町付近を赤い帽子を被って、ただ黙々と歩いています。服装は、赤い帽子以外はほぼ同じで、時にはコンビニの袋を持って歩いている事も有りますが殆ど手ぶらです。

 天候も関係がなく、暑くても、寒くても、雨でもひたすら歩いています。自分は余りに頻繁に見かけるものなので、前から気になっていて、以前、日ノ出町のケンタッキーの上のビデオボックスや、長者町のビデオボックスのマンボーに、入って行くのを見かけた事が2~3回有りました。

 どう考えても、仕事をしている様な感じがしない謎の「赤い帽子の女」です。そんな彼女を昨日、ついに乗せました。雨が降る午後8時位に伊勢佐木町7丁目からです。以前タクシーに乗車するのを見た事は有りましたが、まさか自分が拾うとは思っていなかったので、「マジかっ」です。

 乗車すると「ラジオは切って下さい。カーナビゲショーンの音は出さない様にして下さい。」との事ですが、もともとラジオは付けていないし、カーナビも地図しか表示していません。目的地は日ノ出町です。日ノ出町のケンタッキーが入っているビルの裏の赤いコインロッカーが目的地の様でした。料金は730円でしたが、1,070円を出して、「これで結構です。」・・・?

 5月23日の事です。その日は昼すぎから雨が降り出し、本来はソコソコの営収が期待できたのですが、朝から何か気が乗らなくて営収が伸びず、「赤い帽子の女」を乗せるまで営収はやっと午後8時で15,000円でした。そこへ来て前から気になっていた「赤い帽子の女」です。「そうだよな~、だから今日は駄目な日なんだよな~」とその時は営収が悪いのは、滅多にない「赤い帽子の女」を拾う様な厄日なんだと・・・

 ところが、「赤い帽子の女」を拾った以降、当たりまくり、「辻堂」に2回行って、おまけに東京の「奥沢」に行き、なんだかんだで、終わってみれば営収は60,000円でした。

 「赤い帽子の女」は結果的にこの日は「女神」だった様です。

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