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「タクシー王子の敵、自家用ライドシェアと自動運転関係」

 今回は「タクシー王子の敵、自家用ライドシェアと自動運転関係」を書こうと思います。

 前回は「規制のサンドボックス」に王子は危機感を持っていると書きました。又、Airbnbによってもたらされた他人の家に他人が泊まるタイプのホームシェアリングの事も書きました。

 このホームシェアリングによって新しいビジネスが誕生するにではないかと自分は考えます。もしかしたらもうすでに行っている人もいるかもしれません。例えば5,000万円の新築マンションを固定金利0.8%、期間35年で借入すると、毎月の返済額は約136,000円になります。このマンションを例えば1日15,000円~20,000円でMAXの月15日貸せば15,000×15日=225,000から20,000円×15日=300,000円の収入が込めます。場所が良ければもっと高く貸せるかもしれません。多少の手数料、管理費、諸経費が掛かると思いますが、運営方法により収支がプラスになると考える人も出て来るのではないでしょうか。当然物件の選定眼やランニングコストの削減に努める努力をする事は成功の条件になる事は言わずもがなですが。

 次に自家用車のライドシェアです。これがアメリカの様に解禁になれば、基本的にアメリカのウーバーやリフトの様に、普通の人がタクシーの様にライドシェアとして送迎を行います。自動運転が可能になれば所有者の自分の代わりに自動運転車が送迎を行います。そうするとこれをビジネスと考え、自動運転車を複数購入する人が出ても不思議では有りません。

 そう考えると、一人で複数のライドシェア用の車両を持つ事が可能になります。換言すれば、「個人のタクシー会社の誕生」です。

 「自家用差のライドシェアの解禁」→「完全自動運転車の完成」→「個人で複数の完全自動運転車の所有」→「既存のタクシー会社の淘汰」という図式で示す事が出来ると思います。

 しかし、法的問題や既存のタクシー会社との軋轢があり、上記の図に示した事はそう簡に成せる事は有りません。自動運転のタクシーが今より利用者にとって便利で安く提供されると世論巻き起これば・・・どいうなるのでしょう、それこそ「民泊」と同じです。

 王子は、自家用車のライドシェアが解禁になって、個人が持つ複数の自動運転による自家用車のライドシェアタクシーができ、既存のタクシー業界が淘汰されるのが気になっているだけで、決してタクシー運転手の事が気になっているとは思えません。自動運転になれば業績は歩合給を支払わなくて済むので、単純にプラス、マイナスだけを考えれば、自動運タクシーは会社にプラスです。但し、「自家用車のライドシェア禁止」の縛りが有ればの話ですが。


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