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タクシー乗務員の制服

 今回は「タクシー乗務員の制服」を書こうと思います。


  とりま、個人タクシーを除くと、殆どのタクシー会社には制服が有りYシャツ、ネクタイ、ブレザー&背広、ズボンが会社ごとに決められているのが現実です。ですが、個タクでも、スーツにネクタイの人は、個タク前の会社で制服が有ったので、それを踏襲して比較的スーツのは多い様な気がします。自分の会社から個タクいなった乗務員は全ての人がスーツで乗務している様です。


  このブログでも書きましたが、日本で初めてタクシーに制服、制帽を行ったのは1936=昭和114月に日交になります。


  それが現在のタクシー乗務員の制服着用の原点になります。外国映画やドラマでタクシーが出るシーンでは制服を着てた人を見た事が無く、タクシー乗務員も制服は日本だけの様な気がします。なので、普通はタクシーの運転手と書きますが、自分は日本のタクシーは乗務員、外国は運転手の様に感じるので、自分は乗務員と敢えて書く様にしています。


  普段着でタクシーを運転している人を乗務員とする事に何だか違和感が有ります。Gパンをはいた乗務員よりGパンをはいた運転手の方がしっくりすると思いませんか?


  又、会社によっては制服の支給がない場合もありまが、会社からはきちんとした身なりを要求されるので、スーツの着用は暗黙の了解となっている様です。


  現在、ほとんどのタクシー会社で制服を採用していて、個タクであっても前記したスーツやブレザーで正装している人が多く、その理由は諸説ある様で、①信頼感や清潔感を与えるため、②業界のイメージアップ、③冠婚葬祭での利用者の増加などが挙げられる様ですが、自分は②の様な気がします。


  なので、制服がない会社でも制服が無くても、他社がスーツやブレザーを着用しているので、無言のスーツ圧力が有るのでは?と思います。


  ですが、乗務員にとってもメリットは有り、①仕事着代が節約になる、②仕事着を選ばなくてよい、③仲間意識が生まれる、④ラフな格好で通勤できる、などが考えられますが、②と④は若干微妙です。


  当然メリットが有ればデメリットも有り、①着替える必要があるはメリットと逆になります、②行動が制限されるは、食事などで外に出る時に制服でタクシー乗務員だと分かってしまうので微妙、などが考えらえます。


  ホテルズ・ドットコムによる「世界のタクシー利用者評価ランキング」で、何度もトップに輝いている地域が、イギリスのロンドンだそうで、「Black Cab」や「Black Taxi」といった愛称で呼ばれるロンドンタクシーは、安全性や地理的知識、清潔さなど、総合以外の各カテゴリーでもトップを獲得しているそうです。


 ロンドンタクシー.jpg


 タクシー乗員の方なら知っていると思いますが、ロンドンタクシーのドライバーになるには、「Knowledge of London(ロンドンに関する試験)」と呼ばれる試験をパスしなければななく、試験は、面接、口頭試問、筆記試験、実技試験があります。なかでも特に難しい試験が、ロンドンのA地点からB地点までの最短ルートを地図無しで答えるというものだそうで、その際に使う道路の名前、交差点、信号の場所なども答えなければななく、最新情報の現在通行止めや工事中になっている場所も知っておく必要があるそうです。


 この試験は、7段階に分かれており、段階ごとに難しさもランクアップするそうで、制度上、一定期間であれば何度も受験できても、すべての試験をパスするには平均3年かかり、約7割が挫折してしまうという超難関試験だそうです。


 テストの第1段階では、ブルー・ブックと呼ばれる教本に書かれた主要な320ルートを最初に覚え、この時点でも、笑っちゃう位大変そうですが、その後は、25,000本の通りと難しく入り組んだ地図、多くのランドマークを覚えておかなければなりません。例えば、交番、公園、クラブ、劇場、病院、駅、大使館、協会、墓地、レジャーセンター、歴史的建造物、裁判所などなど覚える必要が有るそうです。


 この様なもろもろも要件をクリアして、前述したA地点からB地点へという試験をパスすることが出来るの、カーナビいらずなロンドンタクシーは、このようにして誕生しているようです。


 日本の地理試験なんて(笑)位のレベルみたいです。


 では、英国交通局の調査によるとイギリスには約25万台のタクシーが運行されていて、そのうち、のライセンスを持つタクシーは23%(約6万台)で、残りの77(19万台)は、minicab()と言われるタクシーだそうでうなので、イギリスにはBlackcabとミニキャブの2種類が有る様です。


  Blackcabminicabの違いは、Blackcab Public Carriage Office (PCO)と呼ばれるロンドンタクシー協会が実施する前記の厳しいテストに合格したグリーンバッジを持つライセンスドライバーのみが運転しているタクシーでその名の通り、黒が基本です。


 ブラックキャブは事前予約の他、街中で乗客をひろうことができ、ちなみに料金は距離・メーター制で、これに対し、ミニキャブは、個人またはライセンスビジネスが運営している合法タクシーになり、ミニキャブの運転手はブラックキャブドライバーのように道を細部まで知り尽くしているわけではないので、必ずしも目的地までの最短ルートを通っていくとは限らいようです。


 料金もブラックキャブのようにメーターで統一されてなく、運営している会社によって違い、運転手が道をよく知らずに走って結局もあるようで、外見も構造も普通の自家用車と変わらないので、予約したタクシーが来たら、乗る前にそれが自分の予約したものであると運転手と確認をする必要が有る様です。


 又、ミニキャブが予約なしで客を乗せるのは違法だそうで、使用の際には事前に電話でブッキングをする必要があるみたいです。


 要は、ミニキャブは電話やインターネットなどによる予約制のハイヤーサービスになり、つまりA地点からB地点の移動のみサービスとなり、料金は固定という違いだそうですが、その料金もブラックキャブのようにメーターで統一されてなく、運営している会社によって違うので、前記した様に長距離を辿って自分が思っていた予定より高い料金を請求される可能性も有るそうです。


 この様にイギリスのアイコンとして親しまれているブラックキャブですが、実際にこのタクシーが道を走っているのは首都ロンドンだけで、そんな超難関のロンドンタクシーの運転手には抑々制服とい概念が無く私服で運転している様です。


 本来はGパンをはいた運転手の事を書くつもりでしたが、長くなってしまったので・・・・To be continued(笑)



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