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神奈川県に自交総連が抗議

 今回は「神奈川県に自交総連が抗議」を書こうと思います。


  とりま、神奈川県の黒岩知事が「ライドシェアの実現について検討する」と県の定例会見で述べた県に指示した事に、自交総連が強く反発し抗議を行ったそうです。


  タクシーの労働組合ですが、構成比を見ると、「連合系」が組合数44.5%、組合員数では45.2%、「全労連系」が組合数16.7%、組合員数では11.9%になっているそうです。


  両者の違いは、よく耳にする連合は「日本労働組合総連合会」の事で、産業別全国組合=単産のみを加盟単位として認めているのに対し、「全労連」は産業別全国組合に加え都道府県別組合=地方組織も加盟単位と位置づけているそうです。


  なので、労働組合は「連合系」と「全労連系」の2つで、全体の労度組合の約6割を占める事になります。


  因みに、この事はいい加減な事を書くと問題なので、労働組合には「連合」系と「全労連系」の2つで労働組合の約6割を占めるに留めておきます。(笑)


  で、全労連系の自交総連が神奈川県知事が提起した「神奈川版ライドシェア」について、「自家用有償旅客運送」出来るのに、なぜんライドシェアがにこだわるのか?と批判し、又、知事のコロナの神奈川モデルの失敗も関係づけていて、コロナの神奈川モデルナンなんて聞いた事無いんですが?(笑)


  ここで出た「自家用有償旅客運送」とは、道路運送法第78条第2号の規程に基づき、市町村及び特別区自治体・特定非営利活動法人=NPO法人等が、地域住民又は観光旅客等の利便性を確保するため、自家用自動車や自家用バス等を用いて運賃を収受する旅客運送を行うことを言うそうです。


  細かく書くと、非常に長くなるので端折りますが、施行規則第51条の15で運賃については「旅客の運送に要する燃料費や人件費等の実費の範囲内であると認められること」、「合理的な方法により定められ、かつ、旅客にとって明確であること」が要件とされていて、具体的には、「自家用有償旅客運送の対価は近隣のタクシー運賃の1/2を目安とすることとされています。


  自交総連は「自家用有償旅客運送」があるから、それで良いんじゃネ?ですが、「自家用有償旅客運送」の参入障壁が少々高くてもタクシー料金の1/2の価格だとしたら・・・・ネ


  輸送目的として地域住民だけではなく観光客の輸送が認められるようになり、運転者は第二種運転免許を保有しているか、第一種運転免許を保有した上で自家用有償旅客運送の種類に応じた大臣認定講習=交通空白地有償運送等運転者講習の受講が必要となるそうです。


  前にライドシェアの運賃はタクシーの1/2程度としたのは?でしたが、この「自家用有償旅客運送」の運賃がタクシーの1/2とされていたので合点がいき草。


  当然、ライドシェアに料金がタクシーの1/2なら、ライドシェアを選ぶと思うので急遽タクシーの8割程度にする事になった様です。


  自交総連さん、おしゃっている「自家用有償旅客運送」を使うと、料金はタクシーの1/2になり益々タクシーに乗る人が減りますよ(笑)


 


 


 



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