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何故、観光庁は「オーバーツーリズム対策パッケージか

 今回は「何故、観光庁は「オーバーツーリズム対策パッケージか」の内容を書こうと思います。


  とりま、現在はタクシー不足が問題視されている様です。自分が気になるのは、特に観光庁が第3回のオーバーツーリズムの未然防止・抑制に関する関係省庁対策会議で20231016日に開催し、オーバーツーリズム対策パッケージ案を取りまとめた事です。


  その内容は、国として総合的な支援を行う方針が示されたそうです。


  特筆すべきは、岸田首相は閣僚会議で、「観光客の集中による過度の混雑やマナー違反への対応」、「地方部の観光地の魅力向上などを通じた地方部への誘客促進」の2つの柱を示し、「こうした取組みが、地域の実情に応じて円滑に進むように、政府・自治体・民間の連携強化に取り組む。また、地域主導で取組みを行う20地域に対する包括的な支援を行い、先駆モデルを創出して、他地域に横展開していく」と明言したそうで、国交大臣を中心として、関係省庁の大臣に、持続可能な観光地づくりに向けて、政府一丸となって精力的に取り組むよう指示をしたそうです。


  対策パッケージでは、「持続可能な観光地域づくりを実現するため・・・・・」としていて、対策パッケージで示された具体的な取り組みは以下のとおりになる様です。


 1オーバーツーリズム地域の交通・観光インフラの充実


 2:需要管理では混雑運賃設定の規制緩和


 3:マナー向上に向けて「旅行者向け指針」を策定


 4:国立公園のブランド化で地方誘客


 5:地域住民との観光振興計画策定20地域で


 となっている様で、殆どが赤字で書いた旅行者に向けたパッケージになります。


  これを見ても分かる通り、このパッケージは旅行者に関したタクシー不足を問題にしている様で、幾ら観光庁がかかわっていても、何だかナ~で草が生えます。日本は今「観光立国」を目指してさまざまな取り組みが行われている事は承知していますが、殆ど知られていない様で自分も知りませんでしたが、日本には観光立国推進基本法と言う法律が有り、観光基本法を全部改正して制定された物で、200711日から施行されたそうです。


  とりま、観光立国とは「国内の観光資源(自然景観、歴史的遺産、風土、都市、レジャー施設、食など)を整備して国内外からの観光客を誘致し、観光による経済効果を、その国の経済基盤にする」事になるそうです。へ~×3=3へ~草。


  この法律は、内閣からではなく議員立法により成立したそうで、この法律は、昭和38年に制定された旧「観光基本法」の全部を改正し、題名を「観光立国推進基本法」に改めた物の様で、結構昔から有る法律のようです。4へ~


  岸田首相の閣僚会議の発言の、「観光客の集中・・・・」は、コロナが収束して起きた事は自明の理なので、まして、お隣さんの国が爆買い国となれば尚更です、下の画像は羽田空港の第3ターミナルの様子です。・・・・・


 第3ターミナル.jpg


 要は、何故観光客に絞ったパッケージを用意したのかで、現在はタクシー乗務員が2割減で止めて乗務員も戻らず、今のタクシー不足が起こっていて、営収は格段に上がっているのに止めた乗務員が戻らないタクシー業界に問題が有る事が分かっているのか首を傾げたくなります。


  ・・・・なんせ日本は「おもてなしの国」なので、訪など有ってはならないとお思いか?(笑)


  訪日外国人がタクシーに乗れない事を論外とまでは言いませんが、もう少しタクシー不足の原因がどこに有るのか考えて欲しいもですネ。



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