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大阪の2022年5月の営収

 今回は「大阪の20225月の営収」を書こうと思います。


  営収の事は東の関東圏の事を書いてきましたが、西はどうなっているのかが疑問でした。


  大阪タクシー協会が発表した5月の実働11車当たりのタクシー輸送実績(税抜)によると、普通車の平均日車営収は33269円となっていて、込みでは36,595円になります。数字的に見ると「コロナ脱却」を強く感じさせる数値となっていて、日車営収はコロナ禍以前の19年の同月の中型車の31562円をも上回る数値となったそうです。


  配置車両数と言うもが有り、これは、各営業所に置かれている車両数を指します。要は、タクシー会社の保有台数になる様です。コロナ禍以前は、増車が出来ないので他社の買収に事業者は走っていましたが、今回のコロナ禍でその増車が命取りになり、固定費が増車した分増えるのに、街に人はいなくなり、乗務員もタクシーに見切りをつけ離職する人が多くなりました。


  そうすると、タクシー車両は有るのに乗務する乗務員が減って、会社にはズラーっと走れないタクシーが並びました。体力のない事業者は、身売りか減車しか打つ手は有りません。なので、大阪でも配置車両数は減少しましたが、それ以外の数値は全てコロナ禍における実績を上回っているそうです。


  大阪では、20年2月の運賃改定では改定率が10.83%となっていて、日車営収は19年同月と比較して実質5.53%の増に留まっているそうです。


 ですが、一方の稼働率で比較すると、9.5ポイントも下がっているので、日車営収は33269円は「コロナ脱却」を強く感じさせる数値となっている様ですが、実際、日車営収は33269円は、稼働率の低下+運改による増収率に見合った金額になっているとは評価できないのではないのでしょうか?


 この前会社に用が有って行った時、所長に「稼働率はどう?」ときたら「ウ~ン、・・・60%」と言っていました。行った日が16日の締め日の次の日でしたが、その日は・・・・・40%と苦笑いしながら言っていました。


 最近、東京や横浜の営収が分からないので何とも言えませんが、横浜も運賃改定が有り、自分が勤務している会社限定ですが、何か大阪と同じ様で(笑)(@_@)



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