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韓国のタクシー社納金制度と個タク

 今回は「韓国のタクシー社納金制度」を書こうと思います。



  大変古い話で、2011年位の事になります。(古)。



  韓国のソウル市が、40年近く続いてきたタクシーの社納金制という物が有った様です。同市は「運送収入金銭額管理制度」は1997年に施行されました。この「運送収入金銭額管理制度」と言うのは、所謂「月給制」です。



  ですが、施行されても当時の市内のタクシー会社255社のうち、5社を除いて事実上の「社納金制度」を実施していたそうです。



  ここで「社納金制度」って何?問疑問が浮かびますが、「社納金制度」は一般的にタクシー乗務員は会社から毎月平均100マンウォン前後の基本給を受け取り、その一方で1日平均10万ウォン程度を会社に納めるというシステムの様です。



  要は、営収のうち、社納金を除いた額が自分の取り分になるという事になります。・・・・・営収から一定額を会社に収めるシステム・・・・どっかで聞いた事有りませんか?



  ビンゴ!社納金という制度は、MKグループが行っているリース制の様な物です。MKグループの創業者は韓国人の青木定雄と言う人で、MKグループは19601026日、ミナミタクシーとして創立しているので、1997年に「運送収入金銭額管理制度」が設立される40年前の1957年前後から「社納金制度」が採用されていたので、青木氏が、母国の韓国の「社納金制度」を参考に今の「リース制」を導入したとしても不思議ではないでしょう。



  話は変わりますが、観光のタクシーにも個人と法人が有る様で、共に、「一般タクシー」はソウルの場合、



基本料金:3,800ウォン、追加料金(距離料金):100ウォン/132m、追加料金(時間料金):100ウォン/31秒、より高級な「模範タクシー」では、基本料金:6,500ウォン、追加料金(距離料金):200ウォン/151m、追加料金(時間料金):200ウォン/36秒になっているそうです。



  韓国の個タクは、先ず、個人タクシーの免許の発給を受けなければなりませんが、ソウル市内にはタクシーが多いので、免許の新規発行は長いあいだ中断されたままの状態です。要は、個人タクシーの運転手から免許証を買い受けることが今のところ唯一の方法で、日本の場合の「譲渡」になりますが、これにも購入条件があります。



  要件は、会社タクシーや営業車などを3年以上、無事故で運行した経歴がある人、又は、勤めていた会社で7年以上、運転職として働いた人も個人タクシーの免許証を買うことができます。



  この条件は、日本に比べ条件が緩いようです。(笑)



  なので,韓国では3年や7年というのは「許可証が発行される条件」ではなく、「免許証を買うことができる条件」であるという点に注意が必要ですが、日本の様の3年間無事故無違反の規定が無いだけ、ゆるゆるで草。(@_@)



  韓国ドラマに出てくるタクシーはほゞほゞ「オレンジ色」か「シルバー」ですが・・・・何ででしょう?(@_@)・・・黄色も有ります。(笑)


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