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配車アプリの普及率2%と浸透率8%

今回は「配車アプリの普及率2%と浸透率8%」を書こうと思います。


  先ず、「普及」とは新しいアイデア&新製品が市場に受け入れられるプロセスで、要は、新しいアイデア&新製品が広く行き渡る事になります。普及率はその新しいアイデア&新製品が普及されている状況を示す比率です。


  前にも書いた事が有りますが、タクシーの配車アプリの「普及率」は、DeNAと日本交通が事業統合を決めた2020年の時は僅か2%でしたが、現在のコロナ禍では?で草が生えますが、どうなんでしょう?


  次に「浸透率」と言う数字が有り、「浸透」とは、一義的には「「雨水が地下に浸透する」の様に、「水などが、しみとおること」を指しますが、「新しい生活様式が国民に浸透する」などの様に、「思想・風潮・雰囲気などがしだいに広い範囲に行きわたること」を指す意味も有ります。


  配車アプリを例に取ると、配車アプリが次第に広く行き渡る事になる様です。で、この「浸透率」を使うのは、配車アプリにはどうもなじまない様な気がします。抑々、浸透率は「遺伝統計学で、特定の遺伝子型をもつ個体が、実際にその表現型を発現する確率。例えば、遺伝性疾患の原因となる遺伝子変異を持つ人が、その病気を実際に発症する確率。」なので、遺伝統計学で使われる物です。


  が、DiDiモビリティジャパン株式会社 営業本部長は、202223日(木)にオンラインで開催された、MaaSの課題を共有するイベント『モビリティピッチ 第8回「タクシーの高度化」』で、日本のタクシーアプリ「浸透率は8%」まで成長。ただし、諸外国と比較するとまだ成長余地が大きい、と述べています。


  っは?浸透率ですか。全く聞いた事が無い言葉です。(笑)


  氏が述べた事は、「・・・・しかし、2020年にコロナ禍に突入。一時は大きくダウンロード数が減ったものの、人の移動が増えるとともに再び成長フェーズに入り、全アプリの累計ダウンロード数は約1,200万(Japan Taxiを除く)まで増加。202112月時点での全国のタクシー乗車数に占める配車アプリの割合(以下「アプリ浸透率」)は約8%まで伸びています。」です。


  なので、タクシー配車アプリの浸透率は、全国のタクシー乗車数に占める配車アプリの割合の様です。


  一方普及率は、全国の月間タクシー輸送回数は約1億回で、そのなかでタクシー配車アプリを使用して輸送した割合が2%だったので普及率2%とした様です。


  なので、全国のタクシー台数の普及率の8%のが配車アプリを使用していて、全国の月間輸送回数1億回の中で、配車アプリを使用していたのが2%の人だった様です。


  東京のタクシー台数は令和3年度で スマートフォンアプリによる配車可能な 車両数は25,975台となっています。なので、両方の「普及率」と「浸透率」はほゞほゞ同じような事を言っている様です。


 ですが、2%8%・・・・差が有り過ぎジャネ。(@_@)


 



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