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東京より早く、奈良県で料金改定

 今回は「東京より早く、奈良県で料金改定」を書こうと思います。

  改定になる前の奈良県のタクシー料金は、小型と中型に分かれていた様で、中型では距離制運賃

の初乗運賃は1.5㎞まで690円、加算運賃は以後266mごとに90円、時間距離併用制運賃は140秒ごとに90円加算で、小型は距離制運賃の初乗運賃は1500mまで670円、加算運賃は後302mごとに90円、時間距離併用制運賃は150秒ごとに90円加算だった様です。

  ですが今回の運賃改定では、小型車と中型車の区分が「普通車」として統合されることになった様です。

  申請概要は、① 改 定 率 6.3%~53.4%で平均は22.4%だった様です。小型、中型が合わせて普通車になったので、料金は普通車1.0㎞ で600円~1.5㎞ 800円、加算運賃は158m 90円~273110円と申請各社ごとによって要望金額には相当開きが有った様です。

  因みに前にも書きましたが、東京特別区・武三地区では日交系が初乗り400円、km500円になった様です。

  結果、初乗り距離は1.3㎞で、その上限運賃は初乗り運賃は 680 円 、加算運賃248 m 90 円 、時間距離併用制運賃は1 30 90 円、B運賃は初乗り運賃は 670 円、加算運賃は 252 m 90 円、時間距離併用制運賃は 1 35 90 円 、下限運賃では初乗り運賃 660 円、加算運賃は 256 m 90 円、 時間距離併用制運賃は1 35 90 円になった様です。

  なので、結果的に初乗り1.3㎞で680円、加算運賃248 m 90 円 、時間距離併用制運賃は1 30 90 円に落ち着きそうです。数字を見てみると、初乗り料金は690円から680円になり、初乗り乗車距離は1.5㎞から1.3㎞になった様です。

  纏めると、初乗り料金は690円→680円、初乗り距離は1.5㎞→1.3㎞、加算距離は266mごとに90円→248 mごとに 90 円、時間距離併用制運賃は140秒ごとに90円加算→1 30 秒ごとに 90 円、となっているので、なんだか数字を見てみると・・・・微妙?

  この計算は2019年の奈良地区タクシー事業原価計算対象10社の収支実績及び推定収支を元に、令和4年度を査定予測した様な物です。2019年の経費は97.22%で利潤は2.78%でした。

  利潤込みの収支率が2019年度は95.9%だったので、その収支率を保つためには所要増収率を・・・・9.25%にする必要が有るので、結果的に9.25%の値上げに収まった様です。

  因みに値上げになる前は、1500mで690円だったのでm単価は0.46円、料金改定後は0.523円になるので、初乗り料金だけでは約12%の値上げになります。なので、信号待の時間は度を考慮しないと、改定後は680円+(0.53円×200m)≒690.6円となるので同じ金額になります。

  なので、どこの地域でも同じようですが、初乗り料金の体感金額は変わりませんが、異なるのは加算距離の短縮と時間距離併用制運賃の短縮です。

  横浜も初乗り500円になって見た目は「タクシー安くなったんじゃネ」でしたが・・・・すでに値上げはバレバレで(笑)です。(>_<)


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