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ステルスオミクロン

 今回は「ステルスオミクロン」を書こうと思います。


  前に、コロナウイルスの変異株のIHU株の事を書きました。この「IHU」の名称は、この変異株は、最初に検出したマルセイユの地中海感染症大学病院研究所(IHU)の名を取り「IHU」と呼ばれているそうで、別名B.1.640.2とも呼ばれているそうです。


  オミクロン株は変異の違いにより、いくつかの亜種に分類されているそうで、日本では「BA.1」と呼ばれる亜種が主流ですが、「BA.1」より感染力が高いステルスオミクロンと呼ばれる「BA.2」の増加が懸念されているそうです。


  ヨーロッパやアフリカ等では、オミクロン株かデルタ株かの簡易的な判定を行い、オミクロン株に特異的なスパイクタンパク質の欠失の69_70番目のアミノ酸の欠失の有無確認で行っているそうですが、ところが「BA.2」にはこの欠失がなく、BA.2に感染していたとしてもオミクロン株と同定されません。そのためBA.2は「ステルスオミクロン」と呼ばれているそうです。


  翻って、日本では、スパイクタンパク質の「L452R」の有無でオミクロン・ネガティブ・デルタポジブでオミクロン株かデルタ株かを判定している様で、BA.1でもBA.2でもオミクロン株と同定されるそうです。ただし、このやり方だと「BA.1」と「BA.2」を区別することはできないそうで、慶應義塾大学病院では、L452R変異がないことを確認した上で、BA.1BA.2変異を見分けることで、「BA.1」と「BA.2」の判別まで行っているそうです。


  オミクロン株は前に記した様に、宿主の細胞と結合する際に重要な役割を果たす「スパイクタンパク質」に多数の変異があって、感染力や免疫逃避能力がデルタ株などより高いとされるそうで、世界保健機関=WHOは、オミクロン株のうち国内で流行する型を「BA.1」、亜型を「BA.2」と命名し、この型はデンマーク、フィリピン、インドなどで増加しているそうです。


 ステルス.png


 なので、前に書いたIHU株は既にオミクロンの「BA.1」からより感染力の強い亜型の「BA.2」の「ステルオミクロン」に変異していた様です。


  現在主流となっている変異株「オミクロン株」の一種で、別系統のステルスオミクロンの「BA.2」に対する警戒が強まっているます。感染力は現在流行の「BA.1」より18%高いとの分析もあるそうで、海外では一部で置き換わりが進み、国内でも市中感染が始まった恐れがあるそうです。


 今の日本では、IHU株よりBA2のステルスオミクロン?。2月初旬に感染拡大は数字上収まったという報道が有りますが、ウ~ン、どうなんでしょう?兎にも角にもタクシー乗務員の自分は早く収束して欲しいものです。(@_@)



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