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何故配車アプリ・・・なの?

 今回は「何故配車アプリ・・・なの?」を書こうと思います。

 配車アプリやSNSのアプリに紐付けされた配車サービスを、低迷が続く業界の起爆剤にしようと考える事業者が多い様に感じます。・・・無理な様な気がしますが 草

 果たして起爆剤になっているのでしょうか?東京の初乗り短縮の410円は新たな客を生み出す起爆剤にはなっていると思います。

 東京特別区・武三地区では平成28年1月30日より初乗り短種が実施されました。その年の利用回数は207,512,893回、利用者数は272,362,140人でした。その前年の27年の利用回数は199,539,221人、利用者数は262,880,509人となるので、初乗り短種で利用回数と利用者数共伸びています。

 利用回数は(207,512,893回-199,539,221回)÷12ヵ月≒664,000回で約9.6%増、日に直すと2万2千回、利用者数は(272,362,140人-262,880,509人)÷12≒2,005万人でこれも約9,6%増、日に直すと≒で68,000人となるので、上記の様に初乗り短縮の効果は有った様に思います。しかし営収の伸びは101.6%しか伸びていません。草


 細かくなるので数字は省略しますが、初乗り短縮が行われていなかった時の乗車回数を記載します。平成24年は202,837,586平成25年は205,493,957回、平成26年は204,331,388回、平成27年は202,852,766回、平成28年は199,539,221回、になります。

 対前年比は≒で、平成24年は△101.1%、平成25年は△101.3%、平成26年は▼99.4%、平成27年は▼99.2%、平成28年は▼98.3%となり、全国タクシーからJapanTaxi にアプリ名を変更後の平成29年は前年△103.9%と微増しています。しかし営収の伸びは101.6%しか伸びていません。草

 何が言いたいんだと言う声が聞こえていそうですが、自分が言いたい事は、配車アプリの影響力は乗車回数で±1~4%しかないと思われる事です。換言すれば、“配車アプリを使っても新規客層の掘り起こしにはつながらず”、結局、各配車アプリ、例えばJapanTaxi、モブ、DiDi、S RIDE、ウーバーの配車アプリはは限られたパイ(客)の「分捕り合戦ツール」の様な気がします。

 戦場で戦うには当然“強い武器”、即ち強力なツールの配車アプリが必要です。パイが広がらない以上、「より強い客の分捕りツール」が必要になります。現在、配車アプリの内容はどれも似たり寄ったりなので、強いツールの条件は、“アプリ搭載車両台数”と配車アプリ事業者は考えているのではないでしょうか?

 アプリの良し悪しや好き嫌いは別として、強い配車アプリ=搭載車両台数の多いアプリ=事業者の抱え込み・・・の図式が自分には見えます。草

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