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暫くぶりにコロナ、デルタ株はなぜ感染力が強いのか?

 今回は「暫くぶりにコロナ、デルタ株はなぜ感染力が強いのか?」を書こうと思います。



  テレビの報道などで、新型コロナウイルスはウイルスの表面に有るトゲトゲのスパイクタンパクが人間の抗体に付く事により感染するという報道がされています。が、感染する仕組みやそのメカニズム、又、感染力が強いデルタ株の事について報道しているもの見た事が在りません。



 要は、デルタ株は何んで感染力が強いのか?です。報道では、前述した様にスパイクタンパク質が抗体に付くので感染止まりの説明です。



  ですが、感染するためにはもう1段階あります。それは、スパイクタンパクが抗体に付くと、人間の持つ細胞にある抗体のタンパク質分解酵素が、自分の細胞膜を切って開いてコロナウイルスを体内に入れることによって感染するそうです。要はハサミの様なものです。



  サーズやマーズには、TMPRSS2と呼ばれる前述したハサミが1つしかありません。1つしかハサミが無いと、細胞膜を破るのに時間もかかるし、抗体と付いてもなかなか細胞の中に入る事が出来ません。



  ですが、感染力が強いデルタ株やアルファ株はそのハサミを2つ持っています。タンパク質を分解するとアミノ酸になり、新型コロナウイルスには、プロリン,アルギニン,アルギニン,アラニンおよびアルギニンの5つのアミノ酸PRRARで接合されていて,このスパイクタンパクの部位のアミノ酸が細胞への侵入に必須だそうです。



  が前後しますが、SARS-CoV-2を除く他のコロナウイルスでは,単一のアミノ酸のアルギニンで接合されていますが、SARS-CoV-2では前述した様に5つのアミノ酸で接合だれています。



  SARS-CoV-2では、なぜかこの配列のアミノ酸がスパイクタンパク質にあり、これが有るが故、通常では働かないプロリンというハサミが働くので2種類のハサミを持つことになるようです。なので、1つのハサミを持つ風邪の様なコロナウイルスより、2つのハサミを持つSARS-CoV-2の方が感染力は高くなります。



 で、プロリン,アルギニン,アルギニン,アラニンおよびアルギニンの5つのアミノ酸の内の最初のプロリンが変化する事により、アルファ株、デルタ株に変化ずるそうです。



  アルファ株はヒスチジンに置換され,デルタ変異株ではアルギニン に置換されているそうです。こうなると酸性度が低下し、より一層ハサミが鋭利な物になります。要は、より一層ハサミが鋭利な物になったので感染力が強くなった様です。



  なので、SARS-CoV-2のアルファ株やデルタ株は、細胞膜を破る為のハサミが1つから2つに増え、プロリン,アルギニン,アルギニン,アラニンおよびアルギニンの5つのアミノ酸の内の最初のプロリンがアルファ株ではヒスチジンに置換され,デルタ変異株でアルギニン に置換され、酸性度が低下するのでより体内に取り込まれ易くなった事の様で・・・・感染拡大に繋がった様です。ノシ



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