国交省、相乗りタクシー11月解禁
今回は「国交省、相乗りタクシー11月解禁」を書こうと思います。
国土交通省は29日、他人同士のタクシー相乗りを11月1日から全国で解禁すると発表しました。国交省いわく、同じ方向に行く人を調整。運賃は乗車距離で案分するため、単独で乗るより割安になるとしています。
ですが、業者側の準備が必要で、サービス開始は数カ月先になる見通しだそうです。この措置は、規制緩和の一環で、10月29日付で関連通達を公布しました。運転手不足が深刻な地方もあり、住民の足を安定的に確保する狙いもあるそうで、アプリを使わず、運転手がタクシー乗り場で客を募って相乗りさせることはできない様です。要は、配車アプリ限定の様です。
乗客はスマートフォンのアプリに日時や乗車位置、目的地を入力。同じ時間帯に同一方向へ行く人がいればマッチングされ、運賃や走行経路に同意すれば配車するそうです。一寸,意味が分かりません。・・・同意すれば配車の意味が?です。
が、客同士のトラブルを避けるため男女同乗の可否や車両タイプなどアプリ上で事前に同意を得るそうです。・・・?
運賃は乗車距離に応じて分担し、座席指定した客を割高にしたり、障害者を安くしたりすることは認めるそうで、相乗りサービス提供の費用などを転嫁するため、国の認可があれば運賃を通常より最大2割増しにできるそうです。
国交省は新型コロナ感染拡大を防ぐため、当面は乗客の間隔を確保するため乗車人数を減らしたり、運転手と乗客のマスク着用を徹底したりするよう業者に求める様です。具体的には、コロナ対策で当面、3人掛けの後部座席は2人までとするなどの対応を求める様です。
料金のイメージは下の画像の様になっています。要は、2人で乗車して料金が5,000円のイメー時で、最初の乗客の最終距離は15kmで、2人目の人が途中から乗車して10km走る様です。で、総額5,000円で、最初も1人目が3,000円、途中から乗車した2人目の人が2,000円の合計5,000円です。
横浜で15km走ると、初乗り1.2kmで500円なので、加算料金は264m 100円なので、加算距離は{(15,000m―1,200m)÷264m}×100円≒5,200円、初乗り料金と合わせると約5,700円になり、時間メーターは約17%なので、5,700円+(5,700円×17%)≒6,600円になります。10km走ると、{(10,000m―1,200m)÷264m}×100円≒3,300円、初乗り料金と合わせると約3,800円になり、時間メーターは約17%なので、(3,800円×17%)≒640円になり、合計は4,440円になります。相乗りで計算すると、15km:6,600円=10km:Xより、10kmの人は4,400円になります。相乗りで計算すると、15km:10km=6,600円:Xより10kmは4,400円となって、1人で乗った時と同じ金額になります。。因みに差分の5kmの乗車料金は、{(5,000m―1,200m)÷264m}×100円≒1,440円、初乗り料金と合わせると約1,900円になり、時間メーターは約17%なので、1,900円+(1,900円×17%)≒2,200円になります。
話が横道にそれましたが、国交省のイメージでは、最小の1人目が15kmで3,000円、2人目が10kmで2,000円として、合計5,000円のイメージです。が、計算してみると、15km:5,000円=10km:X から、15X=5,000円×15kmからX=(5,000円×10km)÷15km=3,333円になります。という事は2人目の10kmの人は5,000円―3,333円=1,666円になります。
国交省は分かり易いイメージで表現している様ですが・・・・単純な数学です。これはどう考えてもアプリでなければ出来ない様です。
気になるのは、実施時期と「国の認可があれば運賃を通常より最大2割増し」です。(@_@)
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