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障害者手帳 [タクシーへの転職]

 今回は「障害者手帳」を書こうと思います。

 現任の方なら乗客から「障割りで」と言われた事は多く有ると思います。障害者手帳をキチンと提示する人もいれば、ただ「障割りで」と言って障害者手帳を提示しない人も多くいます。基本障害者割引を受けるのには手帳の提示義務が有ります。それを乗務員が確認して初めて障害者割引が適用されます。

 乗務員も障割りで営収が少なくなる事も無いので手帳確認はおざなりになっている様に感じます。

 そんなおざなりになっている手帳確認が、タクシー配車アプリ「S.RIDE」と障害者手帳アプリ「ミライロID」が7/2から連携開始した様で草が生えます。きちんと手帳の提示を求める乗務員もいるでしょうが・・・病院から杖をついて出て来て明らかに障害手と分かる人に手帳提示の要求は出来にくい様な気がします。

 そんな障割りを、「タクシー配車時に障害者割引の適用をすることで、障害者のスムーズなタクシー乗車と、運転手のサービス向上を目指します」とうたってる配車アプリがみんなのタクシー株式会社のS.RIDE×株式会社ミライロの障害者手帳アプリ「ミライロID」です。
2020年7月2日より開始しました様です。

 S.RIDEとミライロIDのアカウントを予め連携させておくことで、タクシー配車時に事前に乗務員に障害者であることを通知することで円滑な乗車を実現すると共に、障害者手帳を見せることなく、ミライロIDを乗務員に見せることで障害者割引が適用される様です。この連携を通して、障害者のスムーズなタクシー乗車と、乗務員のサービス向上を両社で目指していくそうです。

 現状では、障害者はさまざまなサービスの予約や利用時に、障害者手帳の提示を求められ
ています。しかし、ミライロが行った調査の結果では、約7割が「取り出す・提示するのが面倒」、約2割が「提示に心理的な抵抗がある」と回答しました。
 
 その為、障害者の手間や心理的な負担を減らす為、障害者手帳の提示を不要にすることで、その手間や心理的な負担の削減へと繋げまるそうで、乗務員は障害者であることが事前に把握できるため、余裕をもったサポートが可能になるそうです。事前に障害者である事が分かって何で、余裕をもったサポートが可能になるのかが分りません。

 ミライロIDは、害者手帳を所有している方を対象としたスマートフォン向けアプリの様
で、ユーザーは、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などを「ミライロID」に登録し、公共機関や商業施設において、ユーザーが「ミライロID」を提示することで、障害者割引や、必要なサポートをスムーズに受けられるそうです。

 株式会社ミライロの代表は、「クシーを利用する際は、降車時に障害者手帳を提示し乗車料金を支払うことから、乗務員の方々に対応して頂く時間が必然的に長くなってしまいます。」と述べていて乗務員の負担軽減にも繋がると言っていますが、単に提示するだけなので1秒もかかりません。草

 約7割が「取り出す・提示するのが面倒」、約2割が「提示に心理的な抵抗がある」と回答が有った様で全ての人が手帳を出す様に言っていますが、手帳を提示しない割合には触れていません。それとも残り1割が手帳を出さないと言っているのでしょうか?草

 身障者、乗務員ともにWINWINの様に言っていますが・・・ミライロにとってはビジネスですよネ。因みにミライロの行った「あなたが障害者手帳を提示するのはどういったシーンですか?」の回答では、タクシーは5位で48%です。これは提示しないで障割を受けないのか、又は提示しないで障割りを適用させるのかは?です。是非、提示しないで障割りを受ける事を調査して欲しいものです。

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