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何にせよ決断が遅い日本

 今回は「何にせよ決断が遅い日本」を書こうと思います。

 このブログでは、東京パラ・オリについて、延期が漂う→延期濃厚としてきましたが、随分前になりますが、とうとう1年延期が決定された様です。

 IOCは予定通りの開催に懸念が出始めてからも、中止や延期といった「プランB」は否定し続けていた様です。一部の委員から「5月末までに収束しない場合は、開催は難しい」などの発言はあった様ですが3月前半には予定通り開催できるかもしれないという雰囲気もあった」そうです。

 しかし17日に開かれた臨時の理事会では、「いまは抜本的な決定をすべき時ではない」として、予定通りの開催を目指す方針を維持されました。2日後の19日、IOCの会長のバッハは、メディアのインタビューに「別のシナリオを検討している」と予定通りの開催以外の可能性に初めて触れた様です。事態が大きく動いたのが22日で、IOCはは、電話会議の形式で臨時の理事会を開き、「大会の延期を含めた検討を始め、4週間以内に結論を出す」と発表しました。このIOCの判断に、安倍は即座に呼応して、「翌23日午前の参議院予算委員会で、「完全な形での実施という方針に沿うものだ」と評価した上で、「仮に、それが困難な場合には、アスリートのことを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ないと考えている」と答弁した様です。

 24日午後8時安倍・バッハ会談が行なわれ、首相は「「アスリートたちの準備期間や東京都の事情などを考えると、『1年程度の延期』を軸に検討するのはどうだろうか。新型コロナウィルスに打ち勝った証として、完全な形で大会を実施したい」と語った様です。

 安倍首相は「完全な形での開催」を目指していましたが、22日にカナダ、23日にオーストラリアが2020年の開催不参加を表明しました。これで、完全な方オリンピックの夢は潰えました。

 22日に4週間以内に判断をするとしていたIOCが急転直下2日後の24日には1年延期でまとまりました。

 バイアスがかかった見方ですが、22日と23日のカナダ、オーストラリアの不参加は、何らかの形でIOCから不参加を要請された様な気がします。余りにもオリ・パラへの不参加発表タイミングが良すぎるので・・・勘ぐってしまいます。

 話は変わりますが、国の非常事態宣言の効果は罰則が無いのでそれ程期待できませんが、遅い様な気がします。強制力はないにしても宣言されれば「出かけんのは不味いんじゃネ」位の識は持つと思います。前にも書きましたが、感染を蔓延させない為には、人との接触をなるべく抑える事に尽きると思います。強制力が無くても緊急事態宣言は3月13日に成立した改正新型インフルエンザ対策特別措置法に規定している法律で規定されている物です。日本では地方自治体が「非常事態宣言」や「緊急事態宣言」という宣言をすることがあり、2020年2月28日に北海道の知事が新型コロナウィルス肺炎に対して宣言しました。

 どうせ強制力がないなら、国民のマインドに訴えかけられるだけでも国民の移動は多少は制限されるのでは無いかと思います。

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