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配車アプリ専用タクシー

 今回は「配車アプリ専用タクシー」を書こうと思います。



  表題の配車アプリ専用たクシーと言うのには若干ニュアンスが違っていて、正確にはタクシー&ハイヤーのハイヤーの該当します。とりま、以前にハイヤーの事を書きましたが、おさらいすると、道路運送法には、ハイヤーを定義する条文は特に存在しなく、ハイヤーはタクシーの一種として位置づけられています。



  道路運送法の第22号には、「この法律で「ハイヤー」とは、一般乗用旅客自動車運送事業を経営する者がその事業の用に供する自動車で当該自動車による運送の引受けが営業所のみにおいて行なわれるものをいう。」と記載されています。



  一般的には、「ハイヤー」は営業所等を拠点に予約のうえで利用されると広く一般に解釈されている様ですが、行政はハイヤーを「その他ハイヤー」と「都市型ハイヤー」の2種類に分類し、その違いは、「その他ハイヤー」は「タクシー」と認可枠を相互に転換できる両方向転換が可能ですが、「都市型ハイヤー」は「その他ハイヤー」や「タクシー」からは片道でしか転換できません。



  要は、許可枠の台数を「その他のハイヤー」ならタクシーに変更できますが、「都市型ハイヤー」は「その他ハイヤー」や「タクシー」からは片道でしか転換でません。



  要は、その他のハイヤーはタクシー→その他のハイヤー又はその他のハイヤー→タクシーに利用枠を変更できますが、都市型ハイヤーはタクシー→都市型ハイヤーはOKですが、都市型ハイヤー→タクシーは出来ない事になります。



  なので、1度都市型ハイヤーにした車の許可枠はタクシーへの戻しが出来ない様です。



  最も大きな違いは、「その他ハイヤー」は用途に制限は有りませんが、「都市型ハイヤー」は2時間以上の時間単位での専属契約に限られる事でしょうか?



  ここまでは前置きで草ですが、タクシー配車アプリ「GO」は3月7日から、アプリからの注文だけを受け付ける専用車両の営業を都内で始めた様です。



 アプリ配車専用車.jfif



 気になる条件は、タクシー乗務員=歩合給のイメージですが、今回のアプリ注文のみを受ける乗務員は時給制で、気になる時給は・・・・・・1,500/h~となっている様です。



  副業も認める柔軟な働き方が売りの様で、主婦や若年層など幅広い担い手確保を目指すそうです。



GOを提供するMoTが都内の日本交通と共同で始めた様で、専用車両は道路運送法上は上記した「その他ハイヤー」にあたり、フロントガラス脇に「アプリ専用」と表示しているそうです。



  MOT曰く、土地鑑がなくても二種免許があれば研修後に乗務できるので、 勤務は週3回、1日5時間以上と、通常のタクシー運転手よりも拘束時間は短くなり、年内に90人、30台の態勢とする予定だそうです。



  コロナ禍後の需要が回復する中で、タクシー業界では人手不足の解消が急務になっていて考えた事は想像できます。



  2種免許を取るのには、最低20万強の金銭がかかり、地理試験も必須です。アルバイト感覚でタクシーに乗務するのは,抑々アルバイト可となっている求人でも厳しく、新しく2種免許を取る人の採用は、費用対効果で更に厳しい様な気がしますがネ。



  それとも、2種免許既得者限定?だったら(笑)です。



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