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1割増加と100%増加

  今回は「1割増加と100%増加」を書こうと思います。


  ネットを見ていたら、タクシーアプリ“S.RIDE(エスライド)”20224月の月間配車件数が過去最高件数を更新!」という記事に目が行きました。


  ネットの記事では、「〜 ラッピング車両の増加やシームレスな配車連携で前年同月と比較し約110%増加 〜、S.RIDE株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:西浦賢治、以下、S.RIDE)は、20224月に、タクシーアプリ“S.RIDE”の月間配車件数が過去最高件数を更新したことをお知らせします。」となっています。


  内容は、20224 月のタクシーアプリ“S.RIDE”の月間配車件数は、202112月に今までの月間配車件数の過去最高を記録した様で、20224月の配車回数は、12.1%増の配車件数を記録して、月間配車件数の過去最高件数を更新した様です。どうでも良くて、ふ~ん(笑)


  結果、前年同月と比較すると110.4%増という結果になりました。・・・・110.4%?


  例えば、「100%増」というのは、前年の売上高と同じ額だけ増えた事になり、つまり「2倍」になったという事です。「110.4%増」はそこにさらに前年の10.4%分」を上乗せした金額になるので、要は「2.104倍」になったという事です。いまの時代、売上高が前年の倍以上に伸びるというのは、そうあるものではないと思います。(@_@)


  割合の計算は、「比べる量÷基の量」の計算式で算出されるので、「基の量=100」「比べる量=110.4」ならば、「110.4÷1001.104」となります。


  更にどれくらい増えたのかを表現したいのなら「1.10410.104」、なので「前年度に対して0.104だけ増えた」となるので、これを百分率の%で示すと、「前年度に対して10.4%増」ということになります。


  又、単に前年との比較を表現したいのなら、前年度と比較して1,104、要は「前年度に対して110.4%」となります。(@_@)


  要するに「どれだけ増加したか」と「単なる比較」の表現方法を混同しているから自分の様に、要らぬ誤解を生じる様です。(>_<)


  なので、SRODE110.4%増は、仮に2019年の3月の配車回数を分かり易く100回だったとすると、20223月では、100回+100回×110.4%=210.4回になるので・・・・倍増という事になります。(@_@)・・・・マジっすか?


  ですが、東京交通新聞によりと、東京特別区・武三地区の無線配車グループのコロナ前比で50.6%増加だそうなので、元の回数を100回とすると、150.6回になります。


  S・RIDEを使用している無線グループは、km52.09%、大和が40.5%、グリンーキャブがが44.8%となっているので、どっからSRIDE110.4%という数字が出てきたかは?で草が生えます。(>_<)


  兎に角、100%増は2倍になります。100%増と記載するくらいなら・・・・2倍と記載した方がインパクトが有る様に感じるのは自分だけでしょうか?(笑)


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