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営収の落込み率

 今回は「営収の落込み率」を書こうと思います。

 実を言うと自分は今月も休業をしています。なので、実際タクシーの現今日は?なのでスマソですが、報道によると、東京の全国ハイヤー・タクシー連合会が4月19日までに実施した緊急調査によると、営収は前月に比べ4月のタクシー会社の営業収入は、京都府で前年同月比79.9%減少し、7割以上減少したのは京都府のほか、福井が75.5%減、石川県が74.5%減、山梨県が75.5%減、山形県が72.4%減、福岡県が72.2%減の5県になった様です。

 因みに、東京都は66.1%減だった様です。当然原因は緊急事態宣言の発令による飲食店の営業自粛や企業の出張削減で、全都道府県で営業収入がマイナスになり、北海道と宮崎を除く45都府県で半分以下に落ち込んだ様です。

 3月の営収成績は分から無いので、東京の2月の営収と比較してみます。2月の営収平均は税込45,473円、税別≒41,300円になります。稼働膣は76.3%、乗車回数は25.9回でした。東京都の原価計算対象業者は27社、車両数1781台になるので、稼働台数は≒で1,360台という事になります。この1,360台の1ヶ月の営収合計は約17憶9千万円になります。

 3月の資料が手もとに無い為3月の数値は分かりませんが、武漢ウィルスの拡大が更に広がっている事を見ると、当然3月の営収は2月より悪いはずです。更に4月には臨時休車が認められているので結果的に、「3月は2月より武漢ウィルスの拡大と緊急事態宣言に伴い外出自粛や店舗の休業により2,3月に比べ人出の大幅減」→それに伴って稼働台数の減少=それでも営収約7割減です。

 稼働率を50%位に調整してたと仮定すると稼働台数は890台になります。仮に2月と比較すると、営収は約66.1%割減なので税込営収は約15,400円になります。仮に乗車単価と乗車回数が比例するとすると、乗車回数は≒で9回になります。が、夜の営業は期待できないのでそこまで低い乗車回数にはならない様な気がします。

 15,400円という営収は1日に直すと約7,500円になり、歩率を合足切りの45%と仮定すると1日約3,400円になります。最低賃金以下になってしまいます。規定勤務時間は会社により異なりますが、東京のタクシーの指定賃金は1,013円です。

 歩合給の時間当たりの賃金額は、歩合給の額をその歩合給を得るために働いた総労働時間(所定労働時間+時間外労働時間)で割って以下の様に計算します。

歩合給の時間当たりの賃金額=歩合給÷月間総労働時間・・・流石に1日乗務しげ給料が3,400円というのは、最低賃金の事を持ち出さなくても、この1日3,400円という金額が異常な賃金という事は分かるはずです。

会社がきちんと労働時間を管理して、歩合給が最低賃金に満たなかった時どうするのでしょう?。自分の知っている範囲では乗務員間で最低賃金の話は出ません。草

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