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クラウド型タクシー配車システムとDiDi

 今回は「クラウド型タクシー配車システム」を書こうと思います。


  今更ながらですが、今のタクシーの配車システムは「クラウド型」が多いと思いますが、とりま、クラウド型とは、オンライン上のサーバーで提供されているサービスを、インターネットを介して利用するもので、要は、ユーザーがサーバーやネットワークなどのインフラやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて必要な分だけ利用できる仕組みになります。


  クラウドサーバーの保管場所は、基本的には公開されていなく、 クラウドといえども、事業者は物理的なサーバーを用意していて、利用者はインターネットを経由してサーバーにアクセスします。 そのサーバーを配置する場所は様々で、企業によっては日本国内だけでなく海外にも拠点を構えています。


  なので、ドラマなどでサーバーが海外に有るので、追跡は困難な事件ドラマが有ります。(笑)


  で、サーバーとは何ぞや?ですが、サーバーとは、インターネットなどのネットワークを通じて利用者にサービスを提供するコンピュータの事になり、ステムを構成しているコンピュータには必ずと言っていほどサーバーは存在します。


  従来のタクシー配車は、配車センターとタクシー車両が、デジタル無線機を使い、東京無線の場合は、東京スカイツリーと田無タワーに設置されているアンテナを経由して、通信を行っていました。


  タクシーの配車システムですが、現在主流の「クラウド型タクシー配車システム」は、オペレーター、乗務員、乗客を「クラウド」でつなぐ配車システムで、例えばJVCケンウッドの「ラウド型タクシー配車システムのCABmee」、デンソーテンのタクシー配車システム「タクシー配車システムType-C」などが有ります。


  DeNAの「旧MOV、現在のGO」は、タクシーが従来電話配車などで使用している無線機システムなどとは独立した配車システムで、利用者がアプリから配車依頼を行なうと、タクシー車内に設置された乗務員専用端末に直接配車依頼がかかる「アプリ連携方式」を採用していました。


   ですが、20191214日にDeNaは、システムオリジン、西菱電機、JVCケンウッドの3社と次世代タクシー配車サービスの提供を目指して、DeNAが提供するタクシー配車アプリ「MOV」とシステムオリジン、西菱電機、JVCケンウッドが提供するタクシー配車システムについて、2019年中の連携を目指す検討を開始すると発表しました。


  西菱電機はシステムオリジンはドライバーズアプリ端末、西菱電機のタクシー配車システム[AMCOSS]は、位置情報収集を行うGPS機能、顧客情報の抽出等を行うCTI(Computer Telephony Integration System=電話とコンピュータの統合システム)機能および配車指示機能から構成されている配車システムなので、配車室を通した電話依頼配車とクラウドのアプリ配車を同時に行えるシステムの様で、現在はGOと連携しています。


  話が長くなりましたが、モバイルクリエイト株式会社とDiDiモビリティジャパン株式会社が運営するタクシー配車アプリ「DiDi」とモバイルクリエイトのタクシー配車システム「新視令forクラウド」のタブレット車載システムの連携について合意した様です。


 ディディ.jpg


 この提携により、モバイルクリエイトの無線用タブレット上で「DiDi」のドライバーアプリを利用可能にする事が出来る様になり、従来複数のタブレットを操作する必要があったドライバーが、1つのタブレットで「電話配車」と「DiDi」の注文を両方受注することが可能になって様です。


  タクシー配車システム「新視令forクラウド」とは、「新視令」は業務用IP無線システム「ボイスパケットトランシーバー」を利用したタクシー配車システムで、、インターネット回線を介して配車室に届る様です。


  ですが、FOMA」は株式会社NTTドコモの、3世代移動通信方式の事で、2026331日(火曜)に終了するそうです。


 


  要は、余命3年の第3世代移動通信方式の事で現在は5Gになります。DiDiは余命3年の移動通信方式を採用する会社と提携した事になります。


  なので、現在はGPSで取得したタクシーの位置情報をFOMAの携帯通信網にて取得していますが、「FOMA」が終了したらどうするんでしょう?


  ってか、なんでDiDiは今更電話による依頼配車と提携したのか謎。



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