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日産NV200、ついに生産終了

 今回は「日産NV200、ついに生産終了」を書こうと思います。

 かつて「技術の日産」と言われていた事が嘘の様です。現在日産が生産するタクシー専用車の「NV200タクシー」と「NV200タクシーユニバーサルデザイン」の生産を、2021年4月に終了するそうです。

 これで、2014年12月1日に受注分の販売を全て終了したセドリックに続いてNV200も生産を終了する事になりました。Y31型セドリック営業車としては27年、セドリックのブランドは54年の歴史に幕を下ろしました。

 今から5年前のことですが、現在も多くのセドリックが現役で走っているので、「もうセドリックが無くなってからそんなに経つか~」です。

 又、トヨタが販売する新型のタクシーJPN TAXIは、2017年(平成29年)10月23日に発売されました。

生産中止の陰には、近年トヨタの前述したトヨタのJPN TAXIの登場などが有り、販売台数が減少していた事は誰の目にも明らかでした。

 もう一つの理由は、バックミラーです。おそらく殆どの人が?だと思います。自分もそうでした。草。国土交通省は2016年に道路運送車両の保安基準を一部改正しバックミラーに代わる電子ミラーを認可するため「カメラモニタリングシステム」の基準を整備すると発表しました。これによりミラーレス車が解禁になりました。要は、サイドミラーレスです。

 これに伴い、自動車局では、「自動車の安全基準」について、国際的な整合を図りながら安全性を向上させるため、順次、拡充・強化を進めています。今回、バックミラー(後写鏡)などに関する国際基準が改正され、バックミラーの代わりに、「カメラモニタリングシステム」を使用することが可能となったため、道路運送車両の保安基準を改正し、これを国内基準として採用するそうです。

 結果、自動車メーカーは、国際基準に適合する電子ミラーなどのカメラモニタリングシステムを備えることで、バックミラーがない自動車を設計・製造することが可能となり、日本では、そんな流れの中で新型レクサスLSは、来年ミラーレスでデビューする予定だそうです。後方視界は小型カメラで映した映像から得る事になる様です。

 後車鏡は、「道路運送車両の保安基準、装置型式指定規則、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示等の一部改正について」と言うやたら長い名前の法律で定められ、その中の保安基準第 44 条、第 64 条の 2、細目告示第 68 条、第 146条、第 224 条、第 251 条、第 267 条、第 283 条関係の「後写鏡等に関する改正」で、改正概要は「車種区分ごとに定められた後写鏡等により確認できなければならない視界範囲に関し、これまで保安基準に定められている範囲に加えて「間接視界基準に係る協定規則(第 46 号)」に定める範囲を新たに規定します」とされています。これを「協定規則(第 46 号)」と呼ぶそうです。

 要は、間接視界に係る協定規則(第 46 号)では、ミラーごとの視界範囲が規定されていますが、
保安基準では、いずれかのミラーにより定められた視界範囲が確認できれば良いこととされました。今迄より広き視界が必要になった訳で、バックモニターの様な物でも、改正により必要視界面積がクリア―できればOKになった様です。

 話がNV200から離れた様に思いますが、NV200はこの46号協定規則をクリア出来なかったそうです。NV200は、ガソリン・LPのバイヒューエルの「NV200タクシーユニバーサルデザイン」が有り、ワゴンタクシーの先駆けとなっていました。が、・・・・生産終了(悲)

 セドリックが無くなり、NV200も生産中止、eパワーのセレナやノートや電気自動車のリーフが有るとは言え、車椅子問題で味噌を付けたトヨタのJPN TAXIの一人勝ちとは・・(笑)うしか有りません。

 今は、セレナ頑張れの気分です。草


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