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東京特別区・武三地区の9月の営収

 今回は「東京特別区・武三地区の9月の営収」を書こうと思います。

 9月の東京特別区・武三地区の営収が速報値では無く正式に発表されました。それによると、稼働率71.2%、実車率39.4%、1車営収平均36,101円、走行キロ197.0㎞、実車km77.7㎞、輸送回数21.8回だった様です。

 そうすると1回当たりの乗車料金は1,650円になります。1回当たりの走行距離は約9㎞で実車距離は3.5㎞になるので、5.5㎞走って3.5㎞の客を捕まえる感じです。あくまで平均ですが・・・

 昨年の9月は、稼働率77.4%、実車率46.6%、1車営収平均お49,441円、走行キロ235.8㎞、実車km110.0㎞、輸送回数28.7回だった様です

 上記と同じ計算をすると、1回当たりの乗車料金は1,720円になります。1回当たりの走行距離は約8㎞で実車距離は3.8㎞になります。

 結果、都区内は27%減、東京都全体では前年同月比で総営収が36%のマイナスになった様です。
8月と比べると1.3%改善した様です。何回も書いていますが、この36,101円は税込なので、給料に反映されるのは税別なので、約32,500円が歩合対象額になります。

 12勤で見ると、月の営収は38万9900円になります。当然、足切りになると思うので、足切り歩率45%とすると、支給額は約17万円になる計算です。控除される金額を考えると手取り10万円を切る乗務員もいる様なきがします。

 時給換算すると、{月38万9千円÷12出番(24勤)×45%}÷8時間≒911円となるので、最低賃金を下回ります。税金、厚生年金、社会保険等を控除しなくても最低賃金を下回る計算になります。

 計算上は最低賃金銀を下回っても、タクシー業界は余り問題視しない様で草が生えます。Km裁判が良い例で、乗務員は一旦出庫すれば働き方等は乗務員に委ねられます。悪く言うと、仕事をしているか寝ているかは会社は把握できないので、寝ている時間まで時給は払えないという事です。

 本質は、そんな事分かっていて休車にしておくより良いんじゃネ・・・デス。草

 同じ東京でも多摩地区は平均営収4万577円と都内を上回っています。これは、稼働率が特別区が71.2%に対し多摩地区は65.1%とかなり稼働台数が低い事が原因の様に思います。実車率も42.7%、乗車回数も24.7回と都内を上回っています。

  本当は、京浜交通圏の事を知りたかったのですが、現在まで公表されていません。遅すぎ~草

 グラフ化したので暇つぶしにでも・・・何の意味も無いでしょうけど。草
昨年・今年営収比較.png
走行距離昨年・今年比較.png
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