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スペイン風邪と新型コロナウイルスと季節性インフルエンザ

 今回は「スペイン風邪と新型コロナウイルスと季節性インフルエンザ」を書こうと思います。

 現在の武漢ウィルスの致死率は、厚労省の10月9日現在では、感染症の感染者は87,639例、死亡者は1,616名となった様です。致死率は1,616名÷87,639名×100≒1.84%です。換言すれば、100人に2人死亡する致死率です。

 季節性インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスがよく比較されています。気道に感染し、死に至らしめるウィルス感染症としてこの2つはよく似ている様です。しかし、季節性インフルエンザの致死率は 0.02―0.04%前後だという事の様で、

 厚労省では、例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われていて、年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されているとしています。要は、厚生労働省の発表では致死率は0.01%になっています。

 季節性インフルエンザ感染で死亡する場合は、そのほとんどが2次的に発生した細菌感染によるもので、ウィルス性肺炎やサイトカインストームを起こす患者さんは少数な様です。因みに、サイトカインストームとは、感染症や薬剤投与などの原因により,血中サイトカイン(細胞から分泌される低分子のタンパク質で生理活性物質の総称)の異常上昇が起こり,その作用が全身に及ぶ結果、好中球の活性化,血液凝固機構活性化,血管拡張などを介して,ショック・播種性血管内凝固症候群(DIC)・多臓器不全にまで進行する事の様です。

 要は、季節性インフルエンザ感染で死亡する場合は、そのほとんどが2次的に発生した細菌感染によるものだそうです。

 1918年から1919年にかけて発生した、スペインかぜ(病原体はH1N1亜型)は世界的な大流行(パンデミック)となり、このときの感染者数は6億人、死者は4000-5000万人にのぼるそうで、日本におけるスペイン風邪の感染者数は2380万人(=当時の人口の約半数)、死亡数は約39万人、致死率は1.63%と報告されています。

 世界的パンデミックを起こし、今でも語り継がれてる最悪のインフルエンザのスペイン風邪でさ日本の致死率は1.63%です。現在の武漢ウィルスの致死率は1.84%、季節性インフルエンザの致死率は0.01%~0.04%です。

 因みに武漢ウィルスの致死率は1月~5月の第1波では5.8%だった様ですが、6月~8月の第2波では致死率が0.9%迄下がった様です。70歳以上では、「第1波」は24.5%、「第2波」は8.7%と大きく低下しました。

 国立感染症研究所の推計を担当したセンター長は、「ウィルスが弱毒化した説は考えていない。検査対象の拡大により、無症状や軽症例が多く見つかるようになったため、致命率が下がったとみられ、「第2波」の数値の方が、病気の実態を、より表している可能性がある」と話しています。

 要は、ウィルスが弱毒した訳では無く、検査対象の拡大により、無症状や軽症例が多く見つかるようになったため,という事の様です。いわゆる上記した「第2波」は、8月19日時点の数字で、約2ヵ月前の数字なので、現在は・・・?です。

 兎にも角にも、現在の武漢ウィルスの致死率は、世界的に大流行したスペイン風邪並みの様です。

 以上、コロナウォチャ―からのお話でした。草

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