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今、タクシーで食って行けるのか?

 今回は「今、タクシーで食って行けるのか?」を書こうと思います。

 人それぞれ生活に掛る金銭は異なると思います。独身だったり、子供がいたり、持ち家だったり、賃貸だったり、妻や子供又は同居人が働いていて収入のある人が複数いたり、年金を受給していたりと、様々だと思います。又、趣味が多数あったりと1ヶ月に掛る生活費は一概に言えないと思います。

 総務省の統計局が、家計調査報告統計を取っていて、2020年(令和2年)9月分の二人以上の世帯のという統計が有ります。それによると1世帯当たりの消費支出は、269,863円だった様です。実収入は、勤労者世帯(二人以上の世帯)では,1世帯当たり 469,235 円、年収に直すと約564万円になるようです。実収入とは、いわゆる税込み収入に事になります。

給与所得者数は、5,255 万人(対前年比 4.6%増、229 万人の増加)で、その平均給与は、タクシー系ユーチューバーが言っていた 436 万円ですが、これは男女混合の金額なので、平均給与は男性 540 万円、女性 296 万円の様です。436万円はやはりバイアスが掛かった数字の様で草がはえます。

生活様式には色々なバリエーションが有るので、ここでは支出は家計調査報告統計の269,863円を使って計算したいと思います。当然、独身の方はこれより少なく、家族が多い人はこれより多くなるのは承知していますが、とりま269,863円で営収を計算してみます。その前に、給与所得者の給与階級別分布をみると、男性では年間給与額 400 万円超 500 万円以下の者が 532 万人(構成比 17.5%)と最も多くなっています。

税額は、 300万円超400万円以下で構成比5.3%なので、給料が400万円とすると月々17,600円、社会保険料控除が年額270,000円なので1ヶ月22,500円、厚生年金が約31,000円、になるので、269,863円+17,600円+22,500円+31,000円≒341,000円となり、これに前年度の市県民税が加算されます。

 ここから先は各々の勤務する会社の給与体系になりますが、仮に歩率60%と仮定すると3410,00円÷60%≒570,000円の営収が必要となります。

12勤で考えると1日税別47,500円、税込52,250円、13勤だと1日44,000円、税込48,400円の営収が必要となる計算です。

う~ん、1日コンスタントに税別47,500円の営収ですか?。今の会社の平均営収を見ていると一寸厳しい様な気がします。

此処まで計算してきてなんですが、とりま計算の数字の根拠は総務省の家計調査にそれなりに有りますが、生活費は人それぞれなので、この計算は話半分程度にして下さい。草

ってか、タクシーは来年も今の様にオワコン状態が続くのでしょうか?・・・オワタで(笑)

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