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相乗りタクシーの今

 今回は「相乗りタクシーの今」を書こうと思います。

 以前書いた記憶が有るのですが、相乗りタクシーの実証実験は、東京23 区、武蔵野市、三鷹市で平成30 年1 月22 日(月)~平成30 年3 月11 日(日)の期間で大和自動車交通グループ、日本交通グループの949 両で行われました。

 結果は、相乗りタクシーの申込み人数は 5,036 人、そのうち利用人数は 494 人でマッチング成立率は約 1 割だったそうで草が生えます。

 そもそも相乗りは、道路運送法で、タクシーは1回の運送につき1つの運送契約という決まりがあり、原則として相乗りは禁止されています。

 それとは別に、国土交通省は、11月30日からタクシーの新たな運賃・料金サービスである「一括定額運賃」および「変動迎車料金」の申請受け付けを開始すると発表しました。この時、新たな運賃制度とともに検討を進めていた「相乗りタクシー」制度については、国土交通省の担当者によると、不特定多数の人が同乗するリスクを踏まえて今回の導入は見送る事になりました。

 相乗り実証実験では、国土交通省が実施する相乗りタクシー実証実験に参加し「相乗りタクシー」を提供するJapanTaxiは、2018年2月20日(火)より、新機能「申込み速報」をリリースしました。

 この新機能「申込み速報」の意味がよくわかりません。草。リリーズでは「相乗りタクシー」アプリとしているので、ジャパンタクシーとは違うアプリと解釈できますが、下の画像の様に従来のジャパンタクシーの新機能ともとれます。想像ですが、おそらく「相乗り機能「の追加の様に思います・・・・?
相乗り.png
 で、相乗りで思い出されるのが相乗りアプリの「nearMe」です。最近というか発表当時以外、nearMeという名前を聞いていませんでした。ところがどっこい、2019年から「nearMe.」で「JapanTaxi」アプリを呼び出せるようになっているそうです。

 相乗り禁止では?と思った方もいると思いますが、前述した様に、道路運送法では、タクシーは1回の運送につき1つの運送契約という決まりがあり、原則として相乗りは禁止されていますが、nearMe.では、最後までタクシーに乗る利用者がすべてのタクシー料金を支払うため、タクシー会社側からすると1つの運送契約と見なされるため合法とります。相乗りした乗客は、nearMe.アプリに登録したクレジットカード経由で、最後までタクシーに乗車している利用者にキャッシュレスで料金を支払う仕組みです。その為、nearMeでは現金決済ができません。

 又、途中で降車する人ごとに、後車時に自分の乗車金額をカードで決済する事も出来ません。草

 2018年1月にネットに、「JapanTaxiが相乗りタクシーの実証実験に参加、公式アプリをリリース」という記事が有り、「日本交通の関連会社で、タクシー配車アプリ「全国タクシー」を運営するJapanTaxiは1月22日、国土交通省の相乗りタクシーの実証実験に参加するための公式アプリ「相乗りタクシー」をリリースした。」と記載されています。要は、公式の相乗りタクシーアプリをリリースした事になります。

 そうすると、ジャパンタクシーの機能追加という事にならなく、新しいアプリになります。それが下の画像になります。・・・?
Japan.png
 2018年1月ではJapanTaxi が公式アプリ「相乗りタクシー」をリリース、2019年8月には「nearMe.」で「JapanTaxi」アプリを呼び出せるようになったので・・・・結局、ワケワカメです。(@_@)

 この、道路運送法で禁止されている、タクシーは1回の運送につき1つの運送契約という決まりがありを逆手にとって、nearMeは、Airport(空港相乗り定額)、nearMe.Golf、少人数、ドアツードア通勤シャトルのnearMe.Communt,などを運営しているそうです。いうまでも無くすべてカード決済です。

 てっか、目的地が同じ空港やゴルフ場では、nearMeは単なる「割り勘アプリ」になるので、本来の同方向に目的の「相乗り」とは違う様に感じるのは自分だけでしょうか?

 国交省が導入を見送った相乗りタクシーを、道交法の隙を突く様な格好で行っているのは・・・(@_@)

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