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タクシー会社のコロナ感染対策

 今回は「タクシー会社のコロナ感染対策」を書こうと思います。

 最近乗務していると、前席と後部座席をビニールシートで遮断している車を見ます。ジャンパンタクシーが比較的多い様な気がしますが、従来のコンフォートやクラウンでも見ます。

 トヨタ自動車は2020年4月21日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症患者を搬送する車両を千葉県に提供したと発表しました。この車両は、ドライバーの感染防止のための開発と架装を行った車両の様です。

 これは、ジャパンタクシーの運転席と後部座席の間に隔壁を設置し、前方を陽圧、後方を陰圧とすることで、後方の空気が前方に循環しないようにコントロールする仕組みの様です。

 東京都は2020年4月22日に、新型コロナウイルス感染症対策として、「タクシー・バス事業者向け安全・安心確保緊急支援事業」を実施すると発表しました、要は、新型コロナウイルスの感染拡大防止設備に補助金を出す事の様です。その内容は、都内の法人・個人タクシー事業者向けには、車両内の運転席と後部座席を隔離する「飛沫感染防止策」について、事業経費の4/5(限度額1台あたり8,000円)を補助する様です。

 各タクシーグループでは、日交は新型コロナウイルスの無症状感染者や軽症者を自宅から宿泊施設へ搬送する際、運転者の感染リスクを減らす上記の特別な車両を導入しました。最善の感染防止策を講じたうえで、感染者の運行を都から受託しています。この特殊車両を運行する際は、東京都が用意した医療用N95などのサージカルマスクと使い捨て手袋を着用し、又、運転者は患者の乗降時も車両から降りず、患者との接触は一切行いません。通常のハイヤーやタクシー運行とは別体制で行っている様です。

 日の丸交通は、車内をセパレーターカーテンで仕切り、乗客降車時の手すりシートなどの念入りな消毒、空調の常時外気導入、窓開放などを行っている様です。このセパレーターカーテンとは、トヨタ「JPN TAXI」型の全車両に設置された飛沫感染を防ぐカーテンで、乗務員の座席と乗客が座る後部座席を、塩化ビニール製カーテンで仕切っています。上辺110cm、下辺163cm、高さ110cmの長方形型カーテンで、中央部に料金や釣り銭などを受け渡しする開閉密閉型の小窓がついています。ICカードはカバー越しでもかざして使用可能だそうです。

 グリーンキャブ、国際自動車、寿交通株式会社、大和自動車交通株式会社、株式会社チェッカーキャブなどのS.RIDE加盟タクシー5社は、車内では、窓を開けての車内換気とエアコンの外気導入、乗客降車後に車内換気とアルコール消毒液などによる車内消毒・車内除菌・消臭を順次開始、タクシー配車アプリ「S.RIDE」を使用したネット決済・QRコード決済での支払いを現金からの感染を防ぐため推奨しています。
 各社とも、クレべリン発生器を活用している様です。因みに、クレベリンは、大幸薬品が発売している二酸化塩素を主成分とするウイルス除去・除菌製品=空間除菌剤のブランドです。

 要は、クレベリンは二酸化塩素でウイルス除去及び除菌を置こう事の様で、クレベリン発生器はウイルス除去・除菌・消臭等の働きを持つ二酸化塩素を発生させることができる小型の二酸化塩素発生装置です。LEDから発せられる光を、二酸化塩素発生剤「クレベリン LED カートリッジ」に照射することで、二酸化塩素が発生する様です。

 このほかに、つばめタクシーグループのコロナ対策・取り組みの紹介、国際自動車グループのコロナ対策・取り組みの紹介、MKタクシーグループのコロナ対策・取り組みの紹介、三和交通グループのコロナ対策・取り組みの紹介のウェブを見てみましたが、全ての会社でコロナ対策より「お使いタクシー」や「買い物タクシー」により多く紹介を割いているのには草が生えます
ジャパンタクシー.png

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