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今回は集団免疫とスウェーデン

 今回は「今回は集団免疫とスウェーデン」を書こうと思います。

 感染者1人が何人に感染させるかを示す重要な指標に「実効再生産数」という指標が有るそうです。感染者1人が何人に感染させるかを示す値で、1より大きければ流行は拡大し、小さいと収束していく指標だそうです。

 数値を見ると、3月25日時点で全国では2・0、3月14日時点で東京では2・6でしたが、4月10日時点では全国で0・7、東京で0・5まで下がった様です。厚生労働省クラスター対策班は1を下回ったのは全国も東京も緊急事態宣言が出る前の4月1日ごろだったと説明しています。そのうえで、「1を割るだけでは感染者数を十分に減らすことには足らない。全国的にみると、8割の接触機会の削減で求めていた水準には達していない」と指摘。目標とする0・5以下になることを確認していく必要があるとしました。

 再生産数には「基本」と「実効」がある様で、基本は流行初期の数値で、ウィルスの感染力を示すそうです。武漢ウィルスの場合、世界保健機関(WHO)の推定で1.4~2.5で、季節性インフルエンザよりやや高いとされている様です。

 感染症に対しては、上記「実行生産数」と「集団免疫率」が有る様です。WIKIによると、集団免疫とは、ある感染症に対して集団の大部分が免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段である」とされています。

 武漢ウィルスにこの集団免疫という戦略を取っている国が有ります。「スウェーデン」です。武漢ウィルスの感染拡大に対するスウェーデン独自の対策は、「ィルスにさらされる人の数を増やす」ことで「集団免疫」を形成し、感染拡大の第2波を防ぐという作戦の様です。

 スウェーデンはこれまでに2万1000人近くが新型コロナウイルスに感染したと報告しており、このうち2500人近くが死亡しているのでいるので死亡率は約10%です。スウェーデン政府は「我が国の死者のうち少なくとも半数は、高齢者施設の中で集団感染した人々だ。封鎖をすれば感染拡大を阻止できる、という考え方は理解しがたい」と主張しているそうです。

 スウェーデンでは今も通勤者が街を行き交い、カフェやバーで会話が弾み、大学や高校は遠隔授業に切り替えましたが小中学生は学校に通い、美容院やレストランも営業を続けてかます。日本の「外出自粛」何て考えも及びません。

 この戦略は、ノルウェーのメディアでも、スウェーデン戦略に効果があるとしても、リスクが高い脆弱性のある戦略だとも注意喚起しているそうで、規制緩和をしはじめ、経済とのバランスをとろうとする段階には参考になるかもしれないが、ウィルスが急激に拡大している初期段階では、高齢者などのリスクグループが犠牲になる確率が高すぎるといています。

 武漢ウィルスに有効な免疫を付けるワクチンが現段階では無い以上、この「集団免疫は・・?」と思わせる部分は有りますが、同じ北欧といっても、スカンジナヴィア半島の地域のノルウェー、デンマーク、スウェーデンの3か国は言葉も文化も近い様ですが、今回のスウェーデンの「集団免疫戦略」には「?」マークがついている様です。

 今回もタクシーと関係が無い話でしたが、スウェーデンって良く悪くもこんな国なんだと思います。

 
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