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PCR検査と抗体検査

 今回は「PCR検査と抗体検査」を書こうと思います。

 現在、武漢ウィルスの検査にはPCR検査と、「抗体検査」の2種類の検査方法が有る様です。
PCR検査はご存じの様に、現在、武漢ウィルスに罹患しているかを判定する検査方法で、世界では最も使用されている検査方法の様です。

 各国のPCR検査状況は、韓国が約30万人、イタリアが約20万人、ドイツが約16万人、アメリカが約10万人、それに比べ日本は1万40901人と全く桁数が違います。そこでPCR検査の精度を調べてみました。PCR検査は微量のウィルスの遺伝子を増幅することが可能であり、臨床の場で大活躍している実践的な検査方法で、横浜に著期間停泊していたクルーズ船・ダイヤモンドプリンセスの乗客・船員約3,700人にPCR検査を行いました。

 偽陽性という言葉がある様に、本当はウィルス感染していないのに陽性と判断してしまうことがドの検査にも付きまといます。要は、どんな検査でも精度が100%では無いという事です。少し古いデーターですが、クルーズ船では、検査を受けた人は1,723人。検査結果で陽性と判定された人は454人なので、有病率は454人÷1,723人×100≒26%になります。

 纏めると、3,700人のうち有病率26%と仮定すると実際にウィルス感染している人は3,700人×26%=962人。(ウィルス感染していない人は、3700人- 962人=2738人になります。)

 有病率26%の感染症に感度70%のウィルス検査を3,700人に行った場合、962人× 70≒673人が『陽性』と判定されます。又、同様に有病率26%で『特異度70%』で検査を3,700人に行った時は、2,738人×70%≒1,664人が『陰性』と判断されます。

 そうすると、感染者数は962人÷(962人+X人)=0.7より、X≒412人となるので、陰性とされた2,734人のうち、約15%の人が偽陰性という事になります。逆に、2,738人-1,664人=1,074人が本当はウィルス感染してないのに検査結果は陽性、つまり感染していると判定されてしまい、これが偽陽性です

 前記した様にウィルスの有無そのものを調べるのがPCR検査で、これに対して、ウィルスに感染すると、体内から追い出そうと回復に向けた防御システムが働き、これが免疫反応で、この働きの過程で一定期間後に体内に作られるのが抗体です。この抗体を測定する検査が抗体検査です。

 武漢ウィルスでは、イタリアよる死者が2万5,000人を超えたイタリアでも感染が集中した北部の州から、抗体検査が始まることになりました。ミラノなどがある北部ロンバルディア州で、23日から新型コロナウイルスに感染したかどうかを判定する抗体検査を実施するということです。検査はまず医師や看護師など医療従事者から始め、一般の市民に対象を広げて実施される予定の様です。又、米スタンフォード大などの研究チームは19日までに、西部カリフォルニア州サンタクララ郡の住民を対象に新型コロナウイルスの抗体検査を行った結果を公表しました。ウィルスに感染した人は4月初めの時点で同郡の人口の推計2.5~4.2%に上り、確認されている感染者の50~85倍に及んでいる可能性があるそうです。

 2週間近く乗務しないで「STY HOME」なので、タクシーや街の事は全く分かりません。ってか、もうゴールデンウィーク?

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