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本当にタクシー不足なのか?

 今回は「本当にタクシー不足なのか?」を書こうと思います。


コロナ禍でタクシー乗務員が2割減った事で街中のタクシー台数が多少減少した事は間違いが無いと思います。


すがよく考えると、乗務員2割減=タクシー台数2割減にはならない様な気がします。


 


その理由は、タクシーには適正乗務員数という物有り、隔勤車で適正乗務員数は1台当たり2.5人が理想です。何故2.5 人なのかと言うと、隔勤の出番は12勤なので2人では24日しか稼働が出来ない事になり残りの6日 を0.5人で回す事になります。


この適正乗務員数は理想なので、ほゞほゞどの会社でも2.2人~2.3人で1台の車を回していると思います。


とりま、2.3人だとすると、100台の車を回すのに230人の乗務員が必要になります。この乗務員数が2割減ると184人になります。230人:100台=184人:[×]台かX=80台になり、稼働できる台数は80台になり、乗務員が2割減少する事で稼働台数も2割減少する事が分かりした。


なので乗員の減少がタクシー稼働台数に直接結びつく様です。


ですが、タクシー不足がメディアで報じられますが、抑々、タクシーは本当に不足しているのでしょうか?例えば、適正な実車率は5052%と言われていますが、東京はまだ50%を切り48%の様で、きちんと回せばなんとかなるはずの様な気がします。


京都駅では食駅では駅の入構許可を申請しても、許可がおりないので京都駅に入庫出来ない車両が200台もあるそうで、新規参入者には入構券が出ないので、駅に入れないのに、観光客のための車が足りないと報じられてしまう様です。昔は早番、遅番がきっちり決められていて、需要と供給のバランスが取れるようにまわっていたようですが、2002年の小泉規制緩和によって乗務員の出庫時間と帰庫時間が多様化=自由化していき、表面上は個人の働き方を尊重しているということにしたわけですが、自分は嫌いなタクシーの表現になりますが、公共交通機関の役割を放棄した事になります。


現任の自分ですが、現在のタクシー不足問題を解消するには昔の様に「早出番」、「遅出番」に分けて混雑のピーク時間にタクシー車両を増やす事や、新規タクシー乗務員になる人が安心して働ける「給料設計」をするい事だと思います。とりま、ライドシェアを行えばタクシー不足は解消するは、短絡的な考えの様です。


日本でライドシェアを導入しようとする動きは、2015年以降ずっと続いて来ていて、ライドシェア推進派は「規制改革会議」、「国家戦略特区」、「規制のサンドボックス制度」、「新しい資本主義実現会議」などの政府会議や制度を用いて、解禁を主張し続けてきていましたが9年間実現しないで、そこにコロナ禍の影響を受けてのタクシー乗務員減少と、需要の戻りによる需給のミスマッチが起こり、コロナの影響により本格的にライドシェア導入の声が高まっているのが現状の様です。


極端に言えば、ライドシェア解禁=コロナ(笑)



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