SSブログ

タクシー不足の抑々論

 今回は「タクシー不足の抑々論」を書こうと思います。


  とりま、現在巷で言われているタクシー不足ですが、抑々自分は都市部と地方ではタクシーが足りない」の性質が違う様に思っていて、都市部でタクシーが必要とされるのは、主に通勤時間と退社時間と公共交通機関のサービス終了後だと思います。


 現在のタクシー勤務形態からすれば、深夜1時過ぎに遭遇できるのは例えば午後6時に出庫して翌朝3時頃に帰庫する「夜勤」か、121時間以内で乗車し1日置きに休みを入れる「隔日」のタクシーです。


 自分も夜勤をした事が有りますが、深夜勤務は割増賃金が加算されるので、日勤よりは稼げるますが、慣れなければ過酷で、夜勤のタクシーの数が少なくなるのは当然で、又、タクシー配車アプリの普及により需要は増えましたが、返ってタクシーの少なさが可視化された様に感じます。これが都心部のタクシー不足だと思います。


 一方、地方の「タクシーが足りない」は、地元民の意見ではないようで、地方は世帯で複数人の運転免許所有者がいるそうで、2台以上の自家用車を所有し、タクシーなしで移動できる手段を確保しているそうです。


 なので地方でタクシーが足りなくて困るのは、観光客になり、多くのタクシーは駅や大型ショッピングセンターのタクシープールで客待ちを行っていて観光客を狙うようです。


 この様な状態では「流し」の車が少なくなるので、タクシー配車アプリで呼んでも近くにいないので来ません。ですが観光需要は季節変動が大きく。繁忙期は全然足りないが、閑散期は余る状態だと思います。


観光客のタクシーはこのブログにも書きましたが、良い例が京都の秋の観光シーズンを控えて京都府タクシー協会は運転手不足やオーバーツーリズムへの対策として9月末から2か月間、京都駅から金閣寺に向かう乗り合いタクシーを始めました。9月~11月は京都の秋の観光シーズンになりまます。


 要は、現状タクシーが足りないと思わせる主たる原因は、現在のタクシー運用に柔軟性や弾力性がないからで、正規雇用にこだわれば、無理な勤務や極端なシフトは許されないので、朝の通勤時間に合わせる様に会社側から出庫時間は指定できないのが現状です。


 例えば、いつも朝9時に出庫している乗務員に朝7時出庫を強制は出来なく、乗務員も朝9時出庫で立ち回りを考えているので、会社から7時出庫は無理ゲーです。換言すると自分のペースが乱れる事になります。


 話が逸れましたが、現在のタクシー不足は都心部と地方では意味が違う様な気がして、それを一緒にして「全国でタクシーが不足している事」を論じるのはどうなんでしょう?


とりま、乗務員が2割減った事くらいしかタクシー不足に関するデータはないので、ここだけ見れば稼働率が下がりタクシー不足になりますが、都心、地方、を一緒にしてタクシー不足を話すのは違う様な気がしますが?。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント