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優良乗り場

 今回は「優良乗り場」を書こうと思います。


  とりま、タクシーを駅などから乗車した方ならご存じだと思いますが、現在の駅などのタクシー乗り場には、「優良乗り場」と「一般乗り場」が有る事はご存じだと思います。


  優良タクシーの専用乗り場は、2008年に東京新橋駅前に設置された事が初めてになる様です。


  現在は事業者の97%が優良タクシーだそうで、ほとんどのタクシーが優良乗り場を使える環境となるので、優良と一般で差別化を図る意味合いは薄れているようです。


  横浜の桜木町のタクシー乗り場にも優良と一般が有りますが、一般で待機しているタクシーは見た事も有りません。(笑)


  ですが、優良乗り場が設置された当初は今とは逆で、国土交通省の審議会に示された資料では、200835月の平均で、タクシーの新橋駅のタクシー乗り場の稼働状況は優良が37%なのに対し、一般が63%と大きく上回っていたそうで、要は当初は優良タクシーが足りなかったという事になり、それ以降の優良乗り場の推移を示したのが下のグラフになります。


 新橋駅優良.png


都内のタクシー乗り場.jfif


 当時の優良タクシー乗り場に入構できるのは今と基準が異なり、今はセンターが優良とみなした事業者のタクシーはすべて、優良乗り場を利用でき、要は会社単位で入構出来る事になります。


  ですが、2008年の優良タクシー乗り場が出来た時は、今と違って運転手ごとに認定を行い、優良運転者表彰を受けた運転手や、個人タクシー団体が認定した「三つ星」運転手のタクシーに限られていたそうなので、会社単位の入構ではなく個人単位で入構が認められていたそうです。


  2008年時点では、都内のタクシー運転手約9万人のうち、優良タクシーの運転手は1割ほどだったそうです。


  なので優良タクシーの需要に供給が追いついていないとして、タクシーの業界団体の「東京タクシーセンター」は、2013年から乗り場の利用ルールを変更し、前記した様にセンターが優良とみなした事業者のタクシーはすべて、優良乗り場を利用できるようになり、優良事業者の数自体も増えていったそうです。


  現在東京での優良乗り場は、優良タクシーを見分けやすいという利用客の利便性と、タクシーのサービス向上を目的に設置された、現在、新橋駅の他に都内には東京駅や新宿駅など27カ所にあるそうです。


  東京では優良タクシーだらけになっりましたが、97%が優良乗り場だとすると、タクシー乗り場を優良と一般に分ける意味はどこにあるのでしょうか?


 東京タクシーセンターも「確かに『意味がない』と言われるのも分かる」が、事業者同士の競争を促し、業界全体のレベルアップにつながっているとしているそうで、現行のやり方を変える意見は関係者から出たことがないと様です。


  因みに、神奈川タクシーセンターは2018年10月1日から、前記した「桜木町駅優良タクシー乗り場」の運用を開始し、優良タクシー乗り場の開設は県内初でしかも東京都以外では全国初だそうです。


  なので、桜木町の優良タクシー乗り場の設置は今から5年前の事で・・・・そんなに最近だっけ?(笑)


  で、桜木町駅タクシー乗り場の一般タクシー乗り場は当面閉鎖となり、優良タクシー専用乗り場及び優良タクシー待機場としての運用と令和44月からなったそうです。



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