本当にタクシーはつかまりづらくなったのか?
今回は「本当にタクシーはつかまりづらくなったのか?」を書こうと思います。
とりま、ニュースサイトSirabeeが、10月11〜16日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「流しのタクシー」について調査したそうですが、「かなりつかまりづらくなったと答えた人は9.4%」だったそうです。
Nとnは不明なのでどの程度信頼出来る数字なのかは?ですが、かなりつかまりづらくなったと答えた人は約9%だったようです。ここで、「かなり」の意味は辞書によると、用法は「だいぶ」と同じ様で相通じて用いられ、意味は、物事の程度が「非常に」・「とても」・「大変」ほどではないが、平均以上であることを表すなので、「かなりタクシーは捕まりにくくなった」、言い換えると「非常に捕まりにくくなった」となり、その割合が約9%です。
よくタクシー不足の問題で、タクシーが捕まらいと聞きますが、タクシーが実際の非常に捕まりにくくなったと思っている人は9%しかいません。
それに対し、「全く捕まりづらくない」と回答した人は、実際の非常に捕まりにくくなったと思っている人の9%の倍の18%に上るそうです。なので、全く捕まりづらくない>実際の非常に捕まりにくくなった、になり、その差はダブルスコアになります。
では、残りの人は、「やや捕まりづらくなった」が32.5%になり、ここの「やや」の意味は、「いくらかその傾向を帯びているさま、少しばかり」とい意味で、「やや捕まりづらくなった」は別の言い方をすると、「少しばかり捕まりづらくなった」になります。なのでと回答した人は1/3に上ります。
に上り,約4割の人が「あまり捕まりづらくない」と回答したそうです。で、ここの「あまり」は、あとに打消しの語のないを伴っていつので、特に取り立てていうほどでないさまと言う意味になるそうです、言い換えると「それほど」になります。
これが、あまりに捕まりづらいだと、意味は逆転して、予想を超えているさまとなっていしまいますが、今回は後に打ち消しの「ない」を伴っているので、言い換えると、「特に取り立てていうほどタクシーは捕まりづらくない」が4割になります。
なので、「少しばかり捕まりづらくなった」と、「特に取り立てていうほどタクシーは捕まりづらくない」と「全く捕まりづらくない」を合計すると、当然ですが90%以上の人が、それほどタクシー不足の影響が軽微だと回答しているようです。
東京・名古屋・大阪の三大都市圏を含むエリアに絞って比較してみると、「かなりつかまりづらくなった」という回答が最も多かったのは、東京・横浜を含む南関東で9.2%で、西の大阪や京都、神戸を含む近畿地方では3.8%にとどまったそうです。
何かとタクシー不足を報じられる観光地のメッカ京都でも・・・・3%台になります。
この調査、調査対象者のNは1,000人と出ていますが、サンプル数を表すnの表記が無いのが残念です。(笑)
ここまでの調査をするなら、タクシーの利用時間、利用頻度等も調査項目に入れて欲しかったと思います。
ですがこの記事は「やや捕まりづらくなった」が32.5%。最も多かった回答は「あまりつかまりづらくない」で39.5%ですが、それを上回る人がしていることがわかるとしていますが、「つかまりづらくなった」と実感している人の中の、「かなりタクシーは捕まりにくくなった」の9.2%と「あまり捕まりづらくない」=「特に取り立てていうほどタクシーは捕まりづらくない」が合計で48.%になるので、「ややつかまりづらくなった」の32.5%を上回った結果だったので、「つかまりづらくなった」と実感していると結論づけていますが実際は上記の様に計算した約9割の人が「それほどタクシー不足の影響が軽微」だと回答しているので、それほどタクシー不足の影響を受けている人は少ない様で草。 赤い字が多くて(笑)
コメント 0