SSブログ

タクシー事業とは?

 今回は「タクシー事業とは?」を書こうと思います。


  とりま、タクシーの話題が少ないので「なんチャラタクシー」の様な事を書いていて草が生えます。例えば「空飛ぶタクシー」や「水上タクシー」タクシーとはどう見ても関係が無い様なヘリコプターを使った「タクシーヘリ」などが有ります。


  抑々、「タクシー事業」とは、タクシーの車両を使って人を運送する事業で、タクシー事業は、「道路運送法」という法律によって管理されています。その法律の中でタクシーは自動車運送事業に分類されていて、自動車運送事業は「旅客自動車運送事業」と「貨物自動車運送事業」に分かれていて、タクシーは貨物ではなく旅客を運送するので旅客自動車運送事業の方に分類されます。


  ですが、今年の6月にタクシーが荷物を運ぶ又は貨物自動車が人を運ぶ所謂「貨客混載」が、今までは過疎地域のみで認められていましたが全国で認められるようになりました。


  要は、全国での「貨客混載」がOKになりました。


  その旅客自動車運送事業も「一般旅客自動車運送事業」と「特定旅客自動車運送事業」に分かれていて、タクシーは一般旅客運送事業の方に分類されま、因みに、特定旅客運送事業とは要介護者や園児の送迎バス等の決められた旅客のみを運送する事業の事になるので特定の人を運送する事業になり、不特定多数の需要に応じて運送するタクシーは一般旅客運送事業の方に分類され、要介護者の運送を行う介護タクシーは特定旅客運送事業になります。


  さらにこの一般旅客自動車運送事業も3つの事業に分かれていて、路線バス等が入る「一般乗合自動車運送事業」と、バス旅行等で利用される貸切バスが入る一「般貸切旅客自動車運送事業」と、タクシーやハイヤーが入る「一般乗用旅客自動車運送事業」に分類されます。


  道路運送法ではタクシー事業の事を「1個の契約により国土交通省令で定める乗車定員未満の自動車を貸し切って旅客を運送する一般旅客自動車運送事業」と定義しているので、国土交通省令の乗車定員とは11人なので、運転手を含めて10人までの乗車定員の自動車を使った事業という事になります。


 街中で見る普通のタクシー普通乗用車なので、運転手含めて5人乗りの自動車を使うので若干、意外かも知れませんが、10人乗りの自動車まではタクシーと呼ばれます。


なので、法的には、この一般乗用旅客自動車運送事業は国土交通大臣の許可を受けなければならないので、その許可を受けて事業を行っている事業者の管理運営している事業用自動車だけがタクシーと呼べるの事になります。


この一般乗用旅客自動車運送事業が守らなければならない「道路運送法」には輸送の安全の為に守らなければならない様々な内容が法律で規定されています。


 タクシーと呼べる事業は以上の様な法的枠組みの中で行わている事業なので、やれ「空飛ぶタクシー」や「水上タクシー」は、法的にタクシーの範疇には入りません。


 なので、人を運ぶ手段になんでも「タクシー」という表現を付けるのはいかがなもんでしょう?草


 ・・・・・タクシーって名前を付けば良いもんじゃありません。(笑)



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント