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JPN TAXI不具合で全タク連がトヨタ自動車に要望書

 今回は「JPN TAXI不具合で全タク連がトヨタ自動車に要望書」を書こうと思います。


  とりま、トヨタ自動車がジャパンタクシーを発売したのは201710月のことになるので、まもなく発売後6年を迎える様です。


  タクシーの年間総距離は約10万キロなので、発売時の車両はそろそろ寿命を迎えてきていても可笑しくありません。


  ですが、タクシー事業者の業界団体である「全国ハイヤー・タクシー連合会」が耐久性改善等を求めた要望書を提出した様です。


  6年を過ぎた車両ならそろそろ何処か故障が有っても不思議ではありませんが、今回の要望書では、「走行距離20万キロを超えたあたりから不具合が多発し出す」で、その多発ヶ所は、・インバーターの故障・スライドドアが開かないなどの不具合で、該当する車両は実に全体の95%に及ぶそうで、東タク協は報道内容について事実関係を認めた様です。


  ジャパンタクシーが出る以前の「クラウン時代は走行50万キロでも消耗部品以外はノーメンテナンスだった。20万キロ程度なら1年で走ってしまう距離だ。その程度で不具合が多発するようではタクシー事業者の維持コストは想定を上回るのではないか」と懸念している様です。


  一般の車両もそうですが、今後、地方のタクシー事業者にジャパンタクシー=故障が多い、の中古車が出回っていくと思われるが、リセール価格についても低下が懸念されるのは当然です。


  昔は、イギリスのジャガーが電気系統が弱いという事で中古の価格が非常に安かった事を思い出します。


(笑)


  JPNタクシーは、「名車」とも呼ばれたトヨタ「クラウンコンフォート」系の後継タクシー向け営業車両として、前記した201710月に正式発売されました。当時のニュースリリースでは、月販目標台数は1000台となっていて、そこで、日本自動車販売協会連合会の統計で調べると、古いですが2018事業年度締め上半期(201849月)の販売台数は3582台、月販平均台数は約597台ということになります。ちなみに、直近となる20195月の単月販売台数は670台、同年6月は786台となっているので、当初の月販目標台数は1000台は初めから無理ゲーな様でした。


  もともと、東京などで新車として先行して普及させ、一定期間使った後に中古車として地方のタクシー事業者へ普及を進めるという方向だったとの話もあるそうなので、地方の事業者からは「東京ありきで事が進んでいる」と、地方軽視ではないかとの声も聞かれたそうです。


  乗客からも、運転席側のリアサイドウインドウは固定式となっているので、「乗車中に気持ち悪くなったらどうするんだろう」との声もあるそうで、開閉速度が遅いため、リア半自動スライドドアを完全に閉めないままの“見切り発車”もいまだ横行しているそうで、自分も何度も目撃していて草。


  概、ジャパンタクシーは乗客からは評判が良い様ですが、20万キロで不具合が多発するのは事業者にとって痛い所なので、今回の全タク連がトヨタ自動車に要望書といった問題にまでなった様です。


・・・・・乗務員にとっては関係が無くて草。(@_@)


 



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