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タクシー乗務員の給料アップの最終手段

 今回は「タクシー乗務員の給料アップの最終手段」を書こうと思います。


  とりま、タクシー事業者の人件費は約72%となるので、事務員等の内勤以外の乗務員は歩合制になり、おそらく厳守されていない様ですが、労働基準法第27条の(出来高払制の保障給)には、「第27条 出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、使用者は、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。」とされていて、この労基法の「一定額」とは通達で「6割」とされています。


  歩合給とは、成果報酬で当たり前ですが、売り上げが多い程給料が多くなります。タクシー王子は、「コロナ前の水準には戻りそうもなく、『真面目なんだが、少々センスがない』という乗務員が最賃に引っかかるというケースが出てくる。業界としてしっかり指導していくことももちろんだが、タクシー産業は人件費が7割を占めておりコスト増に直結している」と述べた様です。


  又、われわれの事業は歩合で動いており・・・・とも言っていますが、それは事業者がいう言葉では無く乗務員が言う言葉です。(笑)


  話が変わりますが、横浜のタクシー運賃は2,020年の2月に改訂が有り、初乗りが1.2㎞で500円、加算距離が264mで100円になりました。


  なので、m単価は1200m÷500円より2.4円がm単価になります。m単価を0.5円にすると初乗りは1.2㎞で600円になり、現在より初乗り600円値上げされます。


  又、円当たりのm500円÷1200m0.417mになります。現在のm単価は264m÷100円=2.64円ですが、初乗りの円単価mの0.417円で600円にすると600円÷1200m=0.5円になり、1200m÷600円=2m/円になるので、新加算距離をXと置くと、264m:2.4円=Xm:2円から新加算距離Xは220mになります。


  雑に纏めると、初乗り運賃を1.2㎞で600円、加算距離を42m短くして同じ100円になるという事です。


  結果、平均乗車距離を3.6kmとすると、新旧時間メーター割合を17%ととすると、現在は(3600m⁻1200m)÷264m×100円+500円≓1,400円、時間メーターが17%なので230円、都合1,630円になります。


  新料金の初乗り600円で計算すると、3600⁻1200m)÷220×100円+600≓1,700円、時間メーターが17%なので280円、都合1,980円になります。


  126組乗せたとすると、1,980円×26組≓51,480円、12出番で約61万円になります。旧料金だと営収計は1,630円×26組≓42,000円、月の営収計は約51万円でした。


  なので、初乗り料金を100円、加算距離鵜を44m短くするだけで給料は手取り10万円・・・・上がる計算になります。


  兎にも角にも、歩合率が上がらない以上、最終手段は・・・・値上げしか有りません。ガソリンも生鮮食品も光熱費も上がっているので、この際たくし料金もネ。(笑)


  暇つぶしに計算してみました。(@_@)



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