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韓国、タクシー争奪戦

 今回は「韓国、タクシー争奪戦」を書こうと思います。


  韓国では、約2年ぶりに飲食店の営業時間など、新型コロナに関する規制がほぼ撤廃され、街には多くの人が繰り出し、賑わいを見せているそうです。(^_-)-


  ある程度予想されていた事ですが、長引いたコロナ禍でタクシー運転手が激減した結果、タクシーが足りず深夜の帰宅難民が続出している様です。結果、1時間待ちも当たり前の、「真夜中のタクシー争奪戦」勃発で草が生えます。


  韓国の20222月時点の法人タクシーのドライバー数は74754人で、コロナ禍前の201912月と比べると27000人以上減少しているそうで、その減少したドライバーは、日本と同様に収入や待遇が良く需要が増えたフードデリバリーや宅配業界に人材が流れたとされています。


  このタクシー不足は首都ソウルで特に深刻だそうで、1時間待ってもタクシーが捕まらず、数時間かけて徒歩で帰宅する人も少なくないそうです。(>_<)


  韓国もコロナ政策が二転三転している様で、韓国政府は昨年の12月15日、国内で新型コロナウイルスの感染者が急増している事態を受け、111日に始めた行動制限の緩和措置を中断し、再び強化すると発表しましたが、ワクチン接種が進んだことを根拠に日常生活を段階的に取り戻すとして、文在寅大統領の肝いりで始まった「ウィズコロナ政策」は、わずか1カ月半で撤回に追い込まれました。(>_<)


  要は、経済との両立を目指した韓国の「ウィズコロナ政策」は約50日余りで頓挫した事になる様です。韓国政府は昨年の1218日から再び制限強化に乗り出し、会食は4人まで、飲食店の営業は午後9時までとしました。


  そんな韓国政府は4月15日、新型コロナウイルスの感染後の隔離義務を撤廃すると発表しました。感染症のリスク分類を1段階引き下げ、感染しても隔離せずに日常生活を送れるようになる。同日には飲食店の営業時間や集会人数などの規制を2年ぶりに解除することも発表していて、防疫措置を緩和して経済の回復を急ぐそうです。


 1カ月ほどの猶予期間を経て5月中には新型コロナの感染症分類を現在の「1級感染症」から「2級感染症」に引き下げるそうで、2級には結核や水痘などが含まれ、指定変更によって季節性インフルエンザと同様に隔離義務はなくなるそうです。


 要は、全面解禁に近い形の様で、時を同じくして、人数制限、営業時間の緩和が始まった様なので、深夜のタクシー不足になります。規制緩和初日の深夜、ソウルではタクシー不足で帰宅困難者が続出していたそうです。


  もともと、韓国のタクシーは初乗り3800ウォン=約380円と日本に比べ非常に安く、その分運転手の待遇もいいとは言えない様です。(>_<)


 ソウル市は、タクシー乗務員の営業時間制限を緩和するなどの対策に乗り出した他、深夜バスを増便するなどしている様ですが・・・・・そんな事より、乗務員の待遇改善がなければ供給不足は解消できないのではないでしょうか?人出の増加とともに、いずれタクシー業界にも人が戻ってくる可能性はありますが、相当の時間を要すことになると考えられます。


 コロナ禍前の生活を完全に取り戻すためには、規制緩和を一方的に進めるだけではなく、取り巻く環境整備も並行しておこなっていく必要が有る様に感じます。


 お隣の韓国の事ですが、日本でも今回のコロナ禍でタクシー乗務員は減少しています。(>_<)


下のグラフが東京のタクシー乗務員数の推移になっています。コロナ禍になって、急激に都内の青色の線の乗務員数が激減している事が見て取れます。(@_@)


白書.png


 日本で1番営収が良いとされる都内でこれだけ乗務員が減少しているので・・・・オワタ?(笑)



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