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COVID-19の『抗体カクテル療法

今回は「COVID-19の『抗体カクテル療法』」を書こうと思います。

 この抗体カクテル療法は昨年、トランプ米大統領(74)は2020年10月2日未明、自身とメラニア夫人が新型コロナウイルスの感染検査で陽性だったとツイッターで表明し、直ちに隔離に入った事を気記憶している方もいると思います。大統領首席補佐官によると、トランプ氏には軽い症状が出ていると言いました。約1年弱前の事になります。

カクテル.png

 トランプ氏が行ったとされるこの抗体カクテル療法とは、ウイルスに作用する二つの中和抗体「カシリビマブ」と「イムデビマブ」を組み合わせた点滴薬になり、海外の臨床試験=治験では、入院していない高リスクの新型コロナ患者の入院や死亡のリスクを7割減らすことができたとされる。あくまでもワクチンではなく治療薬になります。

 中和抗体とは「特定のタンパク質」の活性を中和できる抗体のことで、その抗体がウイルスのタンパク質に結合して感染を防ぐ作用を示すようで、新型コロナでは特定のタンパク質は、前回書いた細胞内の入り口になる「アンギオデンシン変換酵素=ACE2」から体内に入るスパイクタンパクになると思います。

 アメリカの製薬企業リジェネロンがつくり、米国では昨年、緊急使用許可が出たそうで、アメリカでは、去年11月にFDA(食品医薬品局)から緊急時の使用が許可されています。という事は、トランプ大統領が発症したのは10月2日、FDAに許可が11月なので、大統領は、事の是非は別として使用許可前に使用していた事になります。

 抗体カクテル療法は、これまで承認された新型コロナの治療薬と何が違うかという慰問が生じます。日本初の個人向け大規模遺伝子検査・解析サービスを手がけるGenequest(ジーンクエストは「治療薬を作るとき、スピード重視で作る場合と、時間をかけて長期の有効性を持つ治療薬を開発する場合がある」と述べ、今回の抗体カクテル療法は、後者の方針で作られたものの様です。ウイルスの配列由来で結合する中和抗体や、新型コロナから回復した患者から得られる中和抗体を大量に作り、検証を重ねて、お互いを阻害しない相性がいい2種類の抗体を選んで作っているといいいます。

 カクテルと有りますが、2種類の抗体を混ぜることで、相乗効果があるわけではなく、今回の抗体カクテル療法は、後者の「時間をかけて長期の有効性を持つ」方針で作られたものになり、ウイルスの配列由来で結合する中和抗体や、新型コロナから回復した患者から得られる中和抗体を大量に作り、検証を重ねて、お互いを阻害しない相性がいい2種類の抗体を選んで作っているそうです。

 その中和抗体の組み合わせが、前記した中和抗体「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の組合わせになります。使用方法は点滴での使用になり、主に軽症や中等症を対象とする初めての薬になる見通しだそうです。

 中等症や重症の患者が対象となっていて国内で承認されている治療薬は、「レムデシビル」「デキサメタゾン」「バリシチニブ」の3製品になります。

 我々の中等症のイメージは、軽傷は「風邪気味」、中等症Ⅰは「息苦しい位」だと思いますが、中等症Ⅱになると酸素投与が必要となり、医者は中等症Ⅰは「人工呼吸器」が必要ではないが肺炎が広がっているので、一番苦しい時の様と考えている様です。

  日本国内の販売などを担う中外製薬は2021年3月から国内治験も実施し、政府と2021年分の供給契約を結んでいるそうです。

 自分の考えでは、昨年の10月にトランプ氏が使用し回復したので、もう少し早く国内で治験が早ければ、今の重症者以外は自宅療養が基本、軽症者だけでなく重症化リスクが低い中等症患者も基本的に自宅療養とする政府方針ににはならなかった様な気がします。

 中等症にも前記た様に2種類に区別され、中等症Ⅱになると酸素投与が必要になるので・・・・基本的に中等症の人も自宅療養は大いに疑問が生じます。要は、点滴で7割治る薬が有るのに「自宅療養」・・・これ如何に?

 兎に角、政府はCOVID-19に関し、全ての施策が後手後手に回っています。ワクチンスタートは少なくても3ヵ月は早く出来たと感じます。

 こんな政府に誰がした・・・・国民の代表の国会議員で、ひいては我々です。(笑)で草。

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