SSブログ

麻生財務大臣のもの言い

 今回は「麻生財務大臣のもの言い」を書こうと思います。

 自由民主党総裁の麻生太郎氏が第92代内閣総理大臣に任命され、2008年(平成20年)9月24日から2009年(平成21年)9月16日まで続いた日本の内閣が麻生内閣です。

 又、リーマン・ショックは、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが2008年9月15日に経営破綻したことに端を発して、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象を総括的に呼ぶ日本における通称です。

 なので、麻生内閣は丁度リーマン・ショックの時期と被っています。麻生財務大臣は新型コロナウイルスによる経済悪化を受けた10万円の定額給付金再支給について、「後世の人に借金を増やすのか」と述べ、改めて実施に難色を示しました。

 これは、麻生氏の「これ、税金でやると思ってる?そういう発想が間違いなんだよね。あれ国債発行してんだから政府の借金でやるんだよ。後世の人たちにさらに借金を増やすということですかと、あなたのために。あなたの御子孫に借金を増やしていくということなんでしょうか」との発言を割いて行っていると思います。

 日本国債(にほんこくさい)は、日本国政府が発行する公債であり、「国債ニ関スル法律」(明治39年法律第34号)に基づいて起債される物で、要は国の債務になります。国債の種類は何種類かあり、
今回給付されたものは、その中の特例国債通で通称赤字国債と呼ばれるものです。

 特別国債は1年限りの特例公債法を制定して発行される国債です。日本国債の発行高は1032.6兆円となり、保有者別内訳は次のようになっています。●日本銀行……47.2%(486.9兆円)●生損保等……21.1%(218.1兆円)●銀行等……14.4%(148.4兆円)●海外……7.7%(79.1兆円)

 なので、約半分の保有者は日銀になります。日銀は言わば日本政府の子会社の様なものです。麻生財務大臣は、「債発行してんだから政府の借金でやるんだよ」と一般的な国債の様な事を言っていますが、特別給付金の国債は民間ではなく日銀が買い取っています。要は、「なたのために。あなたの御子孫に借金を増やしていくということなんでしょうか」という事は的外れな様な気がします。日銀が買っているのですから・・・

 政府が発行した国債を子会社の日銀が買って、何処が御子孫に借金を増やしていくと言うのでしょう?

 日銀が国債を買うと言っても、発券銀行としての役割の札を刷っているだけです。草

  麻生氏の発言には批判が殺到していますが、ネット上の反応を見ると、批判されているのは発言の内容そのものというよりは、麻生氏の言い方やその背景にある様な気がします。

 基本、政府のお金はすべて国民が税金として提供したお金で、選挙で選出された議員は、国民の代表としてそのお金の使い道を管理・運用するのが仕事ですから、最終的な使い道を決めるのは国民という事になります。特に麻生氏の「勘違いしている」という発言からは、あたかも自分のお金を国民に配ってやっているというニュアンスが出てしまっていることは否定できない様な気がします。

 宣言の再発令を受けてインターネット上で再支給を求める署名活動が広がっているほか、野党も再度の現金給付を求めている様です。

 麻生氏の頭には、政府が10万円給付のために20年度第1次補正予算に計上した12・8兆円をすべて新規国債発行で賄ったことが念頭にあるようですが・・・・あの10万円は特別国債で国民の負担は有りません。(>_<)

 2013年当時の麻生財務相は講演会で、政府の借金が多いのが問題だという人がいっぱいいるけれど、何が問題なんです?→借金が多ければそんなに大変ですか?→皆さんの家計や事業会計と国家会計は全く違うものです。何が違うのか。国はいよいよになって金が無くなったらどうすればいいか。簡単です。刷ればいい。ね?簡単だろ?と言った事が有った様です。そうです、今回も「刷ればいいんです」・・・簡単ッショ?
・・・ノシ

nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント