SSブログ

実行再生産数1.1の怖さ

今回は「実行再生産数1.1の怖さ」を書こうと思います。

 前に実行再生産数1.04の事を書いた記憶が有りますが、今回は1.1の事を書こうと思います。

 2020年4月に初めて緊急事態宣言が出された際に、「数理モデル」を使った感染症の分析が専門で京都大学の西浦博教授のシミュレーション結果を根拠に、人と人との接触を極力8割減らすことが呼びかけられた事は前回書きました。

 今回、再び緊急事態宣言が検討されていることについて、西浦教授が改めて東京都の今後の感染者数の推移をシミュレーションしました。シミュレーションは、感染者1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」の数値を使って行われました。れによると、京都の実効再生産数はおよそ1.1となり、仮に新たな対策をせずにこの状態が続くとすると2月末時点での新たな感染者数は1日およそ3500人、3月末にはおよそ7000人まで増えるとみられるということの様です。

 1月5日の感染者数は1,278人で実行再生産数は自分の計算では1.17ですが1.1として計算してみました。結果は1月12日・1,378人、1月19日・1,578人、1月26日・1,792人、2月2日・2,035人、2月9日・2,328人、2月16日・2,671人、2月23日・3,071人、3月2日・3,500人となりました。

 3月2日の1週間の感染者総数は24,500人、その前の週の感染者数は21,500なので(24,50人÷21,500人)^0.714285714=1.10という結果になりました。なので3月2日までの1日当たりの感染者数は24,500人÷7日=3,500人/日という事になり、1日の感染者数は3,500人となりました。

 又、実行再生産数が1を僅に下回る0.99となった時は、要は、飲食店に限定して時短営業などの対策をとった場合、実効再生産数は1%下がって0.99になるということで、この状態だと新たな感染者数はほとんど減らず、2月末時点で1日およそ1300人となりました。自分も計算したところ、3月2日では感染者すうは約1,271人となったので、凡そ1,300人です。

 西浦教授によると、前回の緊急事態宣言と同等レベルの効果を得るためには、「飲食店の対策を中心」としながらも「不要不急の外出自粛」や「県境をまたぐ移動の自粛」、それに「リモートワーク」の徹底や会社でのミーティングを避けるなど、「感染のリスクを下げる対策を徹底すること」が必要だということです。

 前回書いた様に、要は、人の接触機会をなるべく少なくする事が重要の様です。

 ですが、外出自粛・・・・既に、「耳に蛸」状態なのは自分だけですか?草 

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント