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STAY HOMEの意味

 今回は「STAY HOMEの意味」を書こうと思います。

 東京都知事は記者会見などの場でしつこい様に「STAY HOME」を呼びかけています。英語の命令形は、動詞の原形で始まり、相手に命令、依頼、助言などをする際に用いる文であるようです。このSTAY HOMEも動詞からの原形から始まっているので文体は命令形の形を取りますが、命令形には依頼、助言の意味を持っているので、おそらくですが、使い分けは文脈で決まる様な気がします。

 現在の緊急事態宣言には原則強制力が無いので、それとSTAY HOMEを結び付けると今のSTAY HOMEはどうも命令ではなく、依頼の意味の方が強様な気がします。

 話がずれましたが、自分はSTAY HOMEは感染経路不明者が多いので、人流を止めて感染拡大を抑えるのが狙いだと思っていました。が、7割減や8割減の根拠が分かりませんでした。

 「実行再生産数」はご存じの様に1人の感染者が何人に感染させるかを意味します。4月上旬時点で爆発的な感染増加が進んでいた欧州各国のうち、平均的な増加傾向を示すドイツの再生産数は2.5だった様です。人との接触率をαとすると、αだけ接触を減らした場合に感染者1人から感染する人数は(1-α)×Rで表せます。要は、(1-α)×2.5<1になれば感染は拡大しない事になります。

 計算してみると、接触率αが0.6の時、要は接触率が60%の時は(1-0.6)×2.5=1となるので、その後も連日同じ人数の新規感染者が出るだけで、流行の拡大はいつまでも続く事になります。

 α=0.65なら新規感染者数は減少に転じるが、前回の緊急事態宣言前の100人に減るまでには70日以上かかる事になるそうです。その接触率のαが0.7なら34日間、αが0.8なら15日間で済む事になる様です。

 なので、都知事は会見など事あるごとに「STAY HOME」が必要だと言っていいます。要は、人流を止める為の「STAY HOME」ではなく、人との接触機会を減らす為の「STYA NOME」で、人との接触を上記の様に7割以上減らさないと、実行再生産数は減少に転じません。

 さらに、感染が起きてから検査で陽性が判定されるまでの間には、約2週間のタイムラグがあるので、従って、4週間で流行を縮小し、その効果を確認するためには、最低でも8割減を達成する必要がその効果を確認するする為にあるのうです。換言すれば、陽性判断まで2週間のタイムラグがあるので、7割ではだめで、最低8割人との接触を減らす必要が有るという事になります。

 ただ単に、人の接触を8割減らせと言われるより、もっと根拠を示して欲しいものです。「不要不急の外出」を控える事や「テレワーク」の推進及び「STAY HOME」は、人との接触を減らすのが狙いで、人流を止めるのはその方法の様でした。

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